SEOUL · SEOCHO
エレナが歩いた国立中央図書館、パスポートで受け取る一日利用証と二つの展示
瑞草駅6番出口から歩いて10分、利用証の受け取りからロッカー・ゲート・フロア案内、5階と地下3階の展示まで順番に
ドラマの図書館の場面は、いつも書架のあいだから始まります。場面の指示を角括弧に書きためてきたエレナは、画面が切り落とした場面、つまり図書館に「入っていく場面」を自分で書き留めようと、瑞草の国立中央図書館へ向かいます。

行き方
エレナの手帳には、画面が切り落とした場面だけを書き集めるページがあります。スペインから来た27歳のエレナは、ドラマの場面を実際の場所で読み直すのが好きです。場面ごとに番号を振り、カメラの指示は「[クローズアップ]」のように角括弧の中に書きます。そのページに最近いちばんよく出てくるのが、「[図書館 — もう中]」という一行です。画面の中の図書館の場面は、入口ではなく、いつも書架のあいだからいきなり始まるからです。

エレナがずっと気になっていたのは、その場面の直前の数分でした。画面の人物は、どうやって建物の扉を抜けて書架の前まで歩いてきたのでしょう。どんなカードを受け取り、かばんはどこに預け、どのゲートを通ったのでしょう。画面はこの数分を、いつも場面転換ひとつで軽く飛ばしてしまいます。エレナは今回の旅で、切り落とされたその数分を自分の足で埋めてみることにしました。
今日エレナが向かうのは、ソウル市瑞草区盤浦大路201の国立中央図書館です。地下鉄2号線 瑞草駅の6番出口から、歩いて10分で着きます。旅行者でもソウルの人でも、資料室に入るにはまず利用証が必要です。エレナは、パスポートで一日利用証を受け取り、荷物を預け、ゲートを通るまでの順番から書き留めるつもりです。そのあと、本館5階の古文献室の「偉大な遺産展」と、デジタル図書館地下3階の小さなゲーム展示を順番に見ます。
日にちは11月18日の水曜日、平日の午後を選びました。資料室は週末も休まず、月曜から日曜まで毎日09:00〜18:00に開いています。水曜は、本館4階の図書資料室が夜間図書館として21:00まで開きます。11月の定期休館日は9日と23日の二つの月曜で、エレナはその2日だけを避ければ大丈夫でした。手帳の新しいページの1行目に、エレナは「[水曜の午後 — 4階は夜まで]」と書きます。
The Cue
国立中央図書館は、ソウル市瑞草区盤浦大路201にあります。2号線 瑞草駅6番出口、または3・7・9号線 高速ターミナル駅5番出口から歩いて10分です。利用できるのは満16歳以上で、資料室に入るには利用証が必要です。旅行者は、本館1階かデジタル図書館地下3階の利用証発行室で身分証(「住民登録証、パスポートなど」)を見せて、一日利用証を受け取ります。資料室は毎日09:00〜18:00、水曜の4階は21:00までで、11月の定期休館日は9日と23日です。いま本館5階では「偉大な遺産展」(2027年3月21日まで)、デジタル図書館地下3階では「生産終了の韓国ゲーム、ふたたび電源を」(12月31日まで)が開かれています。
- 駅・出口: 2号線 瑞草駅6番出口から徒歩10分。または3・7・9号線 高速ターミナル駅5番出口を出て左へ徒歩10分。
- 住所: ソウル市瑞草区盤浦大路201。代表電話02-590-0500。
- バス: 幹線405番・740番、支線5413番は「ソウル聖母病院」で下車。マウルバス瑞草13番・瑞草21番は「国立中央図書館」で下車。
- 時間: 資料室は毎日09:00〜18:00。水曜は4階の図書資料室が夜間図書館として21:00まで。
- 休館: 毎月第2・第4月曜、日曜を除く祝日。2026年11月は9日・23日。
- 利用証: 満16歳以上。一日利用証は、利用証発行室(本館1階・デジタル図書館地下3階、09:00〜18:00)で身分証「住民登録証、パスポートなど」を見せて受け取ります。その日のうちに使って返却します。
- 荷物: 自分の本は持ち込めません。ロッカーは本館1階(水曜21:00まで)・デジタル図書館地下3階(18:00まで)。
- 見ておきたいもの: ① 本館5階 古文献室「偉大な遺産展」(〜2027年3月21日) ② デジタル図書館地下3階 小展示室「生産終了の韓国ゲーム、ふたたび電源を」(〜12月31日) ③ 水曜の夜の4階図書資料室。
何番出口から出る? — 瑞草駅6番、高速ターミナル駅5番から歩いて10分
図書館へ行く地下鉄の道は二つあり、どちらも歩いて10分です。2号線なら、瑞草駅で降りて6番出口へ。3・7・9号線なら、高速ターミナル駅で降ります。この場合は5番出口を出て左へ歩きます。どちらの駅も歩く時間は同じなので、いま乗っている路線から乗り換えずに行ける駅を選ぶと楽です。
エレナは2号線で来て、瑞草駅6番出口から外へ出ます。出口を出る前に、地図アプリに「盤浦大路201」を入れておきました。初めての道なら、住所を先に入れておくと、出口の前で方向を迷って立ち止まらずに済みます。バスなら、幹線405番・740番か支線5413番に乗り、「ソウル聖母病院」で降ります。マウルバス瑞草13番・瑞草21番は、その名のとおり「国立中央図書館」というバス停に止まります。

図書館まで歩く10分のあいだに、エレナは今日の場面番号をもう一度整理します。1番は利用証を受け取る場所、2番は荷物を預ける場所、3番はゲートです。4番と5番は二つの展示で、6番は夜の4階の書架です。画面では1カットにもならない1〜3番を、今日は一つずつ切り離し、それぞれ一つの場面のようにじっくり見ることにしました。エレナが場所を読むときは、いつもこうして場面の順番を先に決めるところから始まります。
図書館の前に着くと、まず低く横に広がる灰色の建物が見えます。敷地には本館、デジタル図書館、資料保存館、司書研修館、国際会議場が集まっていて、この建物が本館です。淡い灰色の石板に覆われた箱形の建物で、縦の柱のあいだにガラスの壁が長く続きます。建物の前には芝生と四角い敷石の歩道があり、両側に大きな木が立っています。エレナはすぐには入らず、芝生の前で正面全体を一つの場面のように長く眺めます。

入る前に、エレナはこの図書館がここまで来た道のりを手帳に書きます。図書館は1945年10月15日、ソウル市中区の小公洞(ソゴンドン)で最初に開館しました。1974年12月には小公洞を離れ、南山へ移ります。本館が南山から今の瑞草区盤浦洞(パンポドン)へ移ったのは、1988年5月28日です。本館の隣のデジタル図書館は、それよりずっとあとの2009年5月25日に開館しました。
手帳には「[小公洞] → [南山] → [盤浦洞]」の三つのマスが並びます。同じ図書館がソウルの中で2回引っ越したことが、エレナにはおもしろく思えます。ドラマで言えば、主人公が物語の途中で2回引っ越したようなものです。そしていま立っている盤浦洞が、その3軒目の家です。エレナは最後のマスの横に小さく点を打って「いま、ここ」と書き、本館のほうへ歩き出します。
パスポートで一日利用証を受け取る — 本館1階 利用証発行室、09:00〜18:00
旅行者が資料室に入るいちばん簡単な方法は、一日だけ使える一日利用証です。一日利用証は、利用証発行室へ直接行って受け取ります。利用証発行室は、本館1階とデジタル図書館地下3階の2か所にあります。行くときは、本人確認ができる身分証を必ず持っていきます。案内にある身分証は「住民登録証、パスポートなど」なので、旅行者ならパスポートを持っていけば大丈夫です。
利用証は全部で3種類あります。一日利用証は、名前のとおりその日だけ使って返却するカードです。定期利用証は、最後に利用した日から5年間使えます。モバイル利用証は、会員登録を済ませたあと、スマートフォンの画面で受け取って使う利用証です。ソウルに数日だけ滞在する旅行者のエレナに合うのは、その一つ目、一日利用証でした。
実はエレナは前の晩、宿でオンライン会員登録の画面を先に開いてみていました。外国人向けの登録画面には、本人認証の方法が四つ並んでいます。アイピン(i-PIN)、携帯電話、クレジットカード、共同認証です。エレナはそのどれも用意しておらず、慣れない認証画面で長く迷いたくもありませんでした。そこで画面を閉じ、パスポート1冊を持って直接行く方法を選びました。
こうした旅行者向けの案内も、ちゃんとあります。携帯電話やアイピンのような本人認証の手段がなければ、身分証を持って図書館へ行けば大丈夫です。図書館に着いてから、会員登録と利用証の発行を同じ場所で済ませられます。何から始めればいいかわからなければ、まず本館1階の案内デスクで聞いてみてください。会員登録、利用証の発行、館内の場所、荷物の保管まで案内してくれるところで、電話は(02)590-0513〜4です。
場面1番の場所、本館1階の利用証発行室で、エレナはパスポートを差し出します。少しして、エレナの手に残ったのは薄いカードが1枚でした。エレナはそのカードをしばらく見下ろします。画面の人物たちもきっとこんなカードを1枚ずつ持って書架へ向かったはずなのに、カメラは一度もこれを映しませんでした。手帳には「[1 — カード1枚、手のクローズアップ]」と書かれます。

時間も一つ押さえておくと安心です。利用証発行室は09:00〜18:00に開き、休館日と祝日は閉まっています。水曜に4階が夜9時まで開いていても、その時間を使うには利用証を18時前に受け取っておく必要があります。ですから水曜の夕方を狙う人ほど、昼のうちに立ち寄って利用証を先に受け取っておきましょう。発行について知りたいことがあれば、利用証発行室02-590-0708、02-590-6258に問い合わせます。
かばんと本はどこに置く? — ロッカーと透明ビニールバッグ
ゲートを通る前に、まず荷物を整理します。資料室には、自分で持ってきた本を持ち込めません。ノートパソコンや筆記用具のような持ち込みできる物は、図書館が指定する透明ビニールバッグに入れて持って入ります。かばんのように持ち込めない残りの荷物は、ロッカーに預けます。財布のような貴重品はロッカーに入れず身につけておくよう、図書館は呼びかけています。
ロッカーは、本館とデジタル図書館の二つの建物に分かれています。数は本館1階に680区画、デジタル図書館地下3階に780区画です。1人が1日に1区画を、ロッカーの運営時間内だけ使えます。本館のロッカーは毎日09:00〜18:00で、水曜は21:00まで開いています。デジタル図書館のロッカーは、曜日に関係なく毎日09:00〜18:00です。
場面2番の前で、エレナは計画を一つ変えます。最初の手帳には、デジタル図書館地下3階のロッカーと書いてきました。ゲーム展示が同じ階にあるので、そちらが便利だと思ったからです。けれども今日は水曜で、本館4階に夜までいるつもりでした。デジタル図書館のロッカーは18時に閉まるので、夜に荷物を取りに行っていたら、その前で立ち尽くすところでした。
エレナは手帳の「[ロッカー — デジタル 地下3階]」に線を引き、「[本館1階]」と書き直します。水曜の夕方までいるなら、本館1階のロッカーを使うほうが確実です。反対に18時前に出るつもりなら、どちらの建物のロッカーでもかまいません。荷物を預ける場所は、入る場所ではなく出る時間に合わせて選べばいいのです。エレナはこの一行を今日最初の訂正として書き留め、ページの隅に小さく星印をつけます。
エレナのかばんには、宿で読んでいたスペイン語の小説が1冊入っていました。自分の本は持ち込めないので、小説はそのままロッカーへ入ります。エレナは少し迷った末、いつも持ち歩いている手帳も一緒に入れました。その代わりにスマートフォンのメモアプリを開き、今日の角括弧はそこに続けて書いて、夜に手帳へ移すことにします。スマートフォンとパスポート、財布は貴重品なので、ロッカーに入れず自分で持ちます。

ゲートを通ったら、どの階に何がある? — 本館1階から5階まで
荷物の整理が済んだら次はゲートで、ゲートは利用証のカードをかざして通ります。定期利用証か一日利用証を、出口扉の上の面にかざして通る仕組みです。エレナはカードをかざす瞬間を、メモに「[3 — カード、扉の上へ、1秒]」と書きます。画面でいつも切り落とされていた、まさにその1秒でした。これで、画面がいつも飛ばしていた今日の場面1番から3番まで、すべて埋まりました。
本館は階ごとに資料室が違うので、上がる前に一度ざっと見ておくと便利です。1階には障害者情報ヌリトがあり、2階は文学室です。3階は、雑誌・新聞・公共刊行物を見る連続刊行物室と研究情報室です。4階は人文・社会・自然科学の本が集まる図書資料室で、水曜の夜も開いている階です。いちばん上の5階は、古い本や記録を扱う古文献室です。

ここの図書館資料は、すべて館内でしか見られません。本を借りて宿へ持ち帰ることはできません。利用できるのは満16歳以上なので、家族旅行ならこの点も一緒に押さえておきましょう。ですから旅行者にとってここは、本を借りる場所というより、中に入って階を歩き、席に座ってみる場所に近いところです。エレナも今日は、本を選ぶより、階と階のあいだを歩くことに時間を使うことにしました。
エレナはフロア案内を上から下へ読み、今日の順番を決めます。まず、いちばん上の5階の古文献室で、一つ目の展示を見ます。次に、明るいうちにデジタル図書館の地下3階へ移ってゲーム展示を見ます。最後に、日が暮れてから本館4階へ戻り、夜の書架を歩きます。夜まで開いている階を最後に回しておけば、前の予定が延びても慌てずに済みます。
5階古文献室の「偉大な遺産展」で見られるもの — 2027年3月21日まで
本館5階の古文献室では、いま「偉大な遺産展」が開かれています。会期は2026年4月28日から2027年3月21日までです。11月に行っても余裕があり、冬を越えて春が来る前まで見られる展示です。水曜の夜に開く夜間図書館は、5階ではなく4階です。そこでエレナは、5階の展示を明るい午後の最初の予定にしました。
この展示では、寄贈によって図書館に入った古文献を紹介しています。古文献とは、古い本と古い記録をまとめて呼ぶ言葉です。2025年に寄贈者26名(機関を含む)が寄贈した資料は、全部で1,795冊です。「26名」は、個人と機関を合わせて数えた数です。今回の展示は、その1,795冊の中から代表資料45種を選び、一か所に集めて見せています。

展示室を出たエレナは、1,795と45という二つの数字をメモに並べて書きます。1,795冊という大きなまとまりの中から、誰かが45種を選んで一つの展示室に置いたことになります。場面を選ぶのに慣れたエレナには、それがドラマの編集のように見えました。たくさんのカットを撮ったあと、1話分を選んでつなぐ作業に似ているからです。メモには「[4 — 1,795 → 45、編集版]」という一行が残りました。
エレナがいちばん長く足を止めたのは、「寄贈」という言葉の前でした。誰かが長いあいだ守ってきた本が、いまは誰でも来て見られる場所へ移ってきたということだからです。エレナはその移動を、自分なりに二つの場面に分けて書きます。「[誰かの本棚] → [5階]」。画面がいつも切り落とす「入ってくる場面」は、今日見てみると本にもあったのです。
古文献室は、本館でいちばん高い5階にあります。ですからエレナのように5階から始めて下りていくと、歩く順番がシンプルになります。水曜なら、5階の展示を見たあと、4階は通り過ぎるだけでも大丈夫です。日が暮れてからもう一度上がっても、21時まで開いているからです。エレナも4階は夜の場面に取っておき、次の場面が待つ隣の建物へ向かいます。
デジタル図書館地下3階 小展示室「生産終了の韓国ゲーム、ふたたび電源を」 — 12月31日まで
二つ目の展示は、隣の建物、デジタル図書館地下3階の小展示室で開かれています。タイトルは「生産終了の韓国ゲーム、ふたたび電源を」です。会期は2026年7月14日から12月31日までです。11月に行くなら、年が変わる前、今年のうちにしか見られない展示です。デジタル図書館のデジタル資料室とメディア創作室は、毎日09:00〜18:00に開いています。
5階から1階まで下りたエレナは、本館を出てデジタル図書館のほうへ歩きます。デジタル図書館は、地上から見ると大きく傾いたガラスの屋根面がまず目に入る建物です。主な出入口は、建物の東側の地下2階と地下3階の側にあります。カメラが地面に沿って下りていく場面が好きなエレナには、建物全体が地中へ入っていく一つの場面のように見えました。メモには「[地上 → 地下3階、カメラ下りる]」と書かれます。

デジタル図書館は、地下の階ごとに用途がはっきり分かれています。地下2階には、ロビーとデジタル資料室、メディア創作室、文化小講堂があります。地下3階には、利用証発行室と物品保管室、大会議室、そしてゲーム展示が開かれている小展示室があります。ですから、ゲーム展示とデジタル図書館だけが目的なら、地下3階からそのまま始めてもかまいません。利用証も受け取れて荷物も預けられますが、この階のロッカーは18時に閉まることだけは覚えておきましょう。
タイトルの「生産終了」は、もう作られず売られなくなったという意味で、この展示はそうして消えていった韓国ゲームの話です。紹介文には「消えたと思っていた韓国ゲームの記憶を、ふたたび灯します。」という一文があります。展示は、古いフロッピーディスクやCD-ROM、ゲーム雑誌や広告の中に残った痕跡をたどります。楽譜や記事の中に残っていた痕跡も、一緒に集めました。AI技術を活用した再現コンテンツも、紹介文に出てきます。

紹介文を読んでいたエレナの目が止まったのは、「楽譜」という言葉でした。ドラマの台本にも音楽はいつも入りますが、たいていは「[音楽入る]」の一行だけです。楽譜の中にも韓国ゲームの痕跡が残っていたと読んで、エレナは少し驚きます。画面が消えても、ゲームは紙の上に残ることができたのです。メモには「[5 — 画面オフ、紙は残る]」と書かれました。
エレナは、展示タイトルの「ふたたび電源を」という言葉も気に入りました。暗い画面がゆっくり明るくなる場面の指示、「[フェードイン]」に近い言葉だからです。終わったと思っていた場面をもう一度呼び戻すという点で、今日エレナがしていることとも似ていました。エレナはメモを見下ろして、「消えた画面も、またつくんだ」と独り言を言い、小さく笑います。そして夜の場面のために、日が沈む前に本館へ足を向けます。
水曜の夜は4階が21時まで — 図書資料室の夜間図書館の使い方
水曜の一日だけは、本館4階の図書資料室が夜21:00まで開いています。この夕方からの時間を、図書館は夜間図書館と呼んでいます。昼に5階を見て下りるとき、通り過ぎたまさにその階です。エレナは日が暮れてからデジタル図書館から本館へ戻り、もう一度4階へ上がります。今日の計画の最後の場面として、わざと取っておいた階でした。
夜間図書館の時間には、知っておきたい決まりが二つあります。一つ目は、資料をコピーする方法です。この時間は、4階のコピー室で利用者が自分で行うセルフコピーしかできません。二つ目は、書庫にある資料を事前に申し込む時間です。夜間図書館で見る書庫資料は、訪問当日の水曜00:00〜17:00にしか予約できません。
ですから水曜の夕方に書庫の本を見たいなら、17時より前に申し込んでおきましょう。夕方に着いてから申し込もうとしても、もう間に合いません。エレナは今日、コピーする用事も、書庫に申し込む本も特にありませんでした。それでもこの2行は、メモにそのまま写しておきます。次に資料を探しに来る人が、いちばんつまずきやすいところだったからです。

書架のあいだに立ったエレナは、そこでようやく、画面の中の場面と同じ場所に立ったことに気づきます。ドラマの図書館の場面は、いつもここから始まっていました。けれども今日のエレナは、この場面にたどり着くまでに、カード1枚、ロッカー1区画、ゲート1回を通ってきました。手帳に書いていた「[図書館 — もう中]」は、いまでは前に三つの場面がついた一行になりました。エレナはメモのいちばん下に、「[6 — やっと、書架のあいだ]」と書きます。
エレナは書架のあいだを、ゆっくり一周歩くだけにしました。本を取り出して読む場面より、ここまで歩いて入ってきた場面こそが今日の主役だったからです。夜の4階は昼とは違って落ち着いていて、エレナはその空気を一行で書き留めたくなりました。考えた末に残した指示は、「[音を落とす]」でした。時計を見ると21時まではまだ十分に時間があり、エレナは入ってきた通路を逆向きにもう一度歩いてみます。
出るときの順番 — ロッカーで荷物を受け取り、一日利用証を返して瑞草駅へ
図書館を出るときも、入るときと同じく順番があります。まずロッカーで荷物を受け取りますが、水曜の本館のロッカーは21:00までなので、エレナは急がなくても大丈夫でした。次に、一日利用証を返却します。返却しないと次に利用証を受け取るときに制限がかかり、なくすと弁償しなければなりません。エレナは今日最初に手にしたカードを最後に返しながら、このカードが今日の場面を開いて閉じた小道具だったと思います。
また来るつもりなら、もう一つ知っておくと便利なことがあります。2回以上訪れると、一日利用証の発行機でIDとパスワードでログインして利用証を受け取れます。エレナはこの一行を、手帳のいちばん後ろの「次に」の欄に書きました。次の訪問の最初の場面は、今日とは少し違う始まり方になります。エレナはその場面番号を空けたまま、次のページへめくります。
本館前の敷石の歩道に出たエレナは、手帳を開き、スマートフォンのメモを一行ずつ書き写します。1番から6番まで、午後のあいだにメモにたまった角括弧です。手帳に移してみると、場面が初めて一つのページの中に並びました。カード、ロッカー、ゲート、二つの展示、そして夜の書架です。エレナは行ごとに番号を振り直し、最初の行の前に小さな矢印を一つ描きます。

エレナは最後の行の下に短い線を引き、その下に新しい指示をもう一つ書きます。「[図書館 — 最初から]」。画面がいつも切り落としていた数分が、いまは手帳の1ページをすっかり埋めています。帰り道も来たときと同じで、瑞草駅6番出口まで、また歩いて10分です。エレナは手帳をかばんのいちばん上に入れ、来た道を逆にたどりながら、ゆっくり歩いていきます。
Common Mistakes — よくある失敗
身分証を持たずに行く
一日利用証は、利用証発行室で身分証(「住民登録証、パスポートなど」)を見せて受け取ります。旅行者はパスポートを持っていきましょう。
18時を過ぎてから利用証を受け取りに行く
利用証発行室は09:00〜18:00です。水曜に4階が21:00まで開いていても、利用証は18時前に受け取っておきましょう。
水曜の夜までいるのにデジタル図書館のロッカーを使う
デジタル図書館地下3階のロッカーは18:00に閉まります。夜までいるなら、本館1階のロッカー(水曜21:00まで)が便利です。
本を持って入ろうとする
自分の本は資料室に持ち込めません。ノートパソコン・筆記用具のような持ち込みできる物だけを、図書館指定の透明ビニールバッグに入れて持って入ります。
第2・第4月曜に行く
定期休館日です。2026年11月は9日と23日が休館です。
一日利用証をそのまま持ち帰る
返却しないと次の発行に制限がかかり、なくすと弁償が必要です。
FAQ — よくある質問
どの駅の何番出口から行けばいいですか?
2号線 瑞草駅6番出口から歩いて10分です。3・7・9号線なら、高速ターミナル駅5番出口を出て左へ10分です。住所はソウル市瑞草区盤浦大路201です。
外国人旅行者も入れますか?
満16歳以上なら入れます。利用証発行室で身分証(「住民登録証、パスポートなど」)を見せて一日利用証を受け取れば、ゲートを通って資料室に入れます。
利用証はどこで受け取れますか?
本館1階とデジタル図書館地下3階の利用証発行室です。09:00〜18:00に開いていて、休館日と祝日は閉まっています。問い合わせは02-590-0708、02-590-6258。
何時まで開いていますか?
資料室は毎日09:00〜18:00です。水曜は4階の図書資料室が夜間図書館として21:00まで開きます。
11月の休館日は?
毎月第2・第4月曜が定期休館日なので、2026年11月は9日と23日が休館です。日曜を除く祝日も休館です。
いま見られる展示は?
本館5階 古文献室の「偉大な遺産展」(2027年3月21日まで)と、デジタル図書館地下3階 小展示室の「生産終了の韓国ゲーム、ふたたび電源を」(12月31日まで)です。
本を借りられますか?
いいえ。所蔵資料は館内でしか見られません。
2回目の訪問のときは?
2回以上訪れると、一日利用証の発行機でIDとパスワードでログインして受け取れます。わからないことは本館1階の案内デスク(02)590-0513〜4に聞いてみてください。
Recap — 出発前の30秒
- 瑞草駅6番出口(または高速ターミナル駅5番出口から左へ)→ 歩いて10分 → 国立中央図書館(盤浦大路201)
- パスポートを持参 → 利用証発行室(本館1階・デジタル図書館地下3階、18時前)で一日利用証
- 自分の本はロッカーへ。水曜の夜までいるなら本館1階のロッカー
- 5階「偉大な遺産展」(〜2027年3月21日)→ デジタル図書館地下3階「生産終了の韓国ゲーム、ふたたび電源を」(〜12月31日)→ 水曜なら夜の4階(21時まで)
- 出るときに一日利用証を返却。11月の休館日は9日・23日
参考資料
- 国立中央図書館 — アクセス住所(瑞草区盤浦大路201)と代表電話 · 瑞草駅6番出口から徒歩10分 · 高速ターミナル駅5番出口から左へ徒歩10分 · 幹線405・740、支線5413(ソウル聖母病院下車)、マウルバス瑞草13・瑞草21(国立中央図書館下車)確認 2026-10-28
- 国立中央図書館 — 利用時間(昼間)満16歳以上 · 資料室は月〜日09:00〜18:00、水曜は夜間図書館で21:00まで · デジタル図書館09:00〜18:00 · 定期休館(第2・第4月曜、日曜を除く祝日) · 利用の手順(利用証・荷物の保管・ゲート)と私物の本の持ち込み不可 · 一日利用証の未返却・紛失 · 館内利用のみ · 1階案内デスク確認 2026-10-28
- 国立中央図書館 — 利用時間(夜間)夜間図書館の時間は4階でセルフコピーのみ · 書庫資料の予約は訪問当日(水曜)00:00〜17:00確認 2026-10-28
- 国立中央図書館 — 利用証の発行利用証発行室(本館1階、デジタル図書館地下3階)09:00〜18:00と問い合わせ電話 · 本人認証の手段がなければ身分証を持って来館 · 一日利用証の身分証(住民登録証、パスポートなど) · 2回目以降は発行機でログイン · 一日・定期・モバイル利用証確認 2026-10-28
- 国立中央図書館 — ロッカー本館1階680区画、デジタル図書館地下3階780区画 · 本館は水曜21:00まで、デジタル図書館は毎日09:00〜18:00 · 1人1日1つ · 許可された物は透明ビニールバッグに · 貴重品は身につける確認 2026-10-28
- 国立中央図書館 — 本館資料室案内本館の階別(1階障害者情報ヌリト〜5階古文献室) · 所蔵資料は館内利用のみ確認 2026-10-28
- 国立中央図書館 — 偉大な遺産展2026年4月28日〜2027年3月21日 · 本館5階古文献室 · 2025年に寄贈者26名(機関を含む)が寄贈した1,795冊のうち代表資料45種確認 2026-10-28
- 国立中央図書館 — 生産終了の韓国ゲーム、ふたたび電源を2026年7月14日〜12月31日 · デジタル図書館地下3階小展示室 · 紹介文 · フロッピーディスク・CD-ROM・ゲーム雑誌と広告・楽譜と記事に残った痕跡 · AI技術を活用した再現コンテンツ確認 2026-10-28
AIキャラクターと一緒に歩くソウルの物語です。スポット情報は公開資料で確認し、写真はAIで制作した演出画像です。 AI活用について


