SEOUL · DONGDAEMUN
東大門総合市場、生地は2・3階から探しましょう
2回目のリナが、5階で生地を探していたマリと出会い、2人で下の階へ降りていく平日の午後
東大門駅9番出口から地下でそのまま市場に入ったリナ。5階のアクセサリー売り場で生地を探していたマリに階を教え、2人はそれぞれの選び方をひとつずつ交換します。

行き方
リナが東大門総合市場に来るのは、今回が2回目です。初めて来たときは、どの階に何があるのかも分からないまま同じ通路を1時間以上歩き回り、棟と棟をつなぐ通路を渡るたびに今どの建物にいるのかも見失って、結局探していたものを見つけられずに帰りました。だから今回は、日本を出る前から手帳の最初のページに階を書いてきました。アクセサリー材料は5階、生地は2階と3階。この2行があれば、今日は迷わずにすみそうです。

今日リナが探しているのは、バッグに付ける小さなチャームを作る材料です。来週、インスタグラムでしか話したことのない友だちと初めて会うことになっていて、手ぶらでは行きたくありません。自分で選んだ色で作ったチャームなら、初対面の場でも話のきっかけになりそうです。この記事は、その午後の物語であり、東大門総合市場で生地とアクセサリー材料を探すための道案内でもあります。どの出口から入り、どの階に何があり、いつ行けばいいのか、リナと一緒に順番に見ていきます。
それから、先にひとつだけ。この日、リナは予定になかった人とひとり出会います。5階のアクセサリー売り場の真ん中で生地を探していた、リナと同い年の人です。その出会いのおかげで、リナは自分の手帳を少し違う目で見るようになり、その人のメモにも新しい項目がひとつ増えるのですが、その話はもう少しあとで。
The Cue
東大門総合市場は、お店の数より先に階を覚えて入ると、ぐっと迷いにくくなります。アクセサリー材料は5階、生地はA・B・C棟の2階と3階から、ボタンとレースはB棟2階。この3つを頭に入れておけば、4,000を超えるお店が「今見る場所」と「あとで見る場所」に分かれます。初めてなら、N棟のエレベーターをひとつの目印にして、気に入ったお店を見つけたらその場で店舗番号をメモしておくのがおすすめです。
- 生地やアクセサリー材料が目当てなら、日曜日は避けましょう。この2つの売り場は毎週日曜日に休み、第2・第4日曜日は市場全体が休場です。
- 生地売り場は18時、アクセサリー売り場は19時に閉まります。両方見るなら生地を先に。
- 混雑を避けたいなら、平日の15時前がおすすめです。
- 現金とカードの両方を用意しましょう。現金だと少し値引きしてくれるお店も多いですが、お店によって違います。
- 気に入ったお店を見つけたら、すぐに店舗番号をメモしておきましょう。
9番出口から地下で、そのまま市場の中へ
リナは1・4号線の東大門駅で降り、9番出口のほうへ歩きます。9番出口は市場と地下でつながっているので、地上に上がって道を渡らなくても、そのまま市場の中に入れます。前回はそれを知らずに地上へ出て、建物の入口を探してしばらく迷いました。今回は改札を出るとすぐ連絡通路の案内に従い、数分後には寝具やカーテンのお店が並ぶ地下の通路に立っています。
地上に出たい場合は8番出口も市場の近くで、こちらはエスカレーターのある出口です。それでも、そのまま市場に入るなら9番出口側の地下連絡通路がいちばん分かりやすく、雨の日や風の冷たい日には特にありがたい道です。帰りも同じ道で駅に戻れるので、荷物が増えた夕方でも楽に動けます。

東大門総合市場は1970年12月に開業した市場で、A・B・C・Nの4棟からなり、地下1階から地上9階までのフロアに約4,300店が集まっています。生地・衣料副資材・アクセサリー・婚礼用品を卸と小売の両方で扱っているので、完成した服を買う場所というより、服や小物を作る材料を探しに来る場所に近いです。だからここでは「見て回って気に入ったものを買う」より、「何を探すか決めてその階に行く」ほうがうまくいきます。
リナが初回に迷った理由も、この造りにありました。市場はA・B・C・Nの4つの棟に分かれ、棟と棟のあいだを連絡通路がつないでいますが、通路の両側にお店がぎっしり並んでいるので、別の棟に入っても境目がほとんど分かりません。何度か角を曲がるうちに、今通ってきたのがA棟だったのかB棟だったのか分からなくなり、あの日リナは気に入ったお店をひとつ見つけておきながら、その日は結局、そのお店を見つけ直せませんでした。
だから今回の旅には、ひとつ決まりがあります。気に入ったお店を見つけたら、その場で店舗番号を書くこと。お店が多く、通路が迷路のように続く市場なので、この習慣ひとつで思った以上に違ってきます。リナは手帳の「5階」の行の横に空欄をいくつか残し、今日はいくつ埋まるだろうと少し楽しみにしながら歩き出しました。
階が分かれば、市場は半分になる
この市場でまず知っておきたいのは、階ごとに扱う品物がかなりはっきり分かれていることです。A・B・C棟の5階にはアクセサリーパーツを扱うお店が集まっているので、バッグのチャームや小物の材料を探すなら、まずここから見てみましょう。C棟5階には生地を扱うお店もあり、N棟5階はフードコートなので、材料を見て回る合間のひと休みにも使えます。

生地を探すなら、A・B・C棟の2階と3階から見てみましょう。B棟2階には生地と一緒にレースとボタンがあり、A棟2階にはカーテン・レース・毛皮が生地と混ざっていて、1階には衣料副資材や寝具などが集まっています。気をつけたいのは「2階から4階まで生地」と覚えてしまうことで、A・B・C棟の4階は生地の階ではなく別の用途のフロアなので、そう覚えると4階で迷うことになります。
ほかの階もざっくり知っておくと、無駄足が減ります。地下1階には糸・寝具・カーテン・手芸用品などが集まり、B棟6階には飲食店街が、その上の階には事務所や駐車場などの施設があります。つまり主な材料売り場は地下1階から5階までにあり、糸や手芸材料は地下1階、ボタンやレースはB棟2階、生地は2・3階、チャームの材料は5階というふうに、探すものによって出発する階が変わります。
探したいものから階を絞っていけば、これだけ大きな市場でも、どこから回ればいいか分かりやすくなります。リナの手帳もそれで、「チャーム材料 — 5階」「ボタン — B棟2階」「生地 — 2・3階」の3行だけです。ボタンは見る予定がありませんでしたが、初めて会う友だちがボタン好きかもしれないので、その行も消さずに残しておきました。使うかどうか分からない情報も、いつか誰かの役に立つかもしれないから捨てない。それがリナらしいメモです。
5階に上がるとき、リナは前回のように迷わないよう、今回もいちばん分かりやすい道を選びます。N棟のエレベーターで5階まで上がり、A棟へ渡る道です。地上の正門から入るなら、右手にあるN棟のエレベーターに乗れば大丈夫です。エレベーターひとつを目印にすればいいので初めてでもたどりやすく、扉が開くとリナは手帳をちらりと見てから、A棟側の通路へゆっくり入っていきました。
5階で、生地を探す人
5階の材料売り場は海外から手作りの材料を探しに来る人も多い場所で、この日も通路のあちこちからいろいろな言葉が聞こえます。リナはチャームの材料が並ぶお店の前で足を止めます。澄んだ空色と、少しくすんだミント。リナはその2色をしばらく交互に見つめます。どちらもかわいいけれど、友だちのバッグは写真でしか見たことがないので、どちらの色が合うのかなかなか思い浮かびません。リナはひとまず店舗番号を手帳に書きました。

色を決めかねたリナは、今度はチャームの細かい部分に目を向けます。端がどれくらいなめらかに仕上げてあるか、輪っかがバッグの持ち手に通せる大きさか。色より先にこういう小さな違いが目に入るのが、リナです。そのとき、隣の通路で誰かがスマートフォンと小さなカラーカードを交互に見ているのに気づきます。明るい表情なのに、眉のあいだに少しだけしわが寄っています。
あとで分かったことですが、その人はバンコクのビューティー誌で働いていて、韓国の化粧品会社との打ち合わせで月に2回ほどソウルに来るそうです。今日は打ち合わせが早く終わって午後がまるごと空き、次の撮影の背景に使う生地の色を見にこの市場へ来たのだと言います。ところが、いくら見回しても生地は見当たらず、きらきらした小さな材料ばかりが並んでいました。
その人が生地ではなくきらきらした材料のあいだに立っていたのには、わけがありました。市場の情報を調べていて「N棟のエレベーターで5階に上がってA棟へ」という道順を見つけ、そのとおりに来たのですが、それはアクセサリー材料を探す人向けの道だったのです。同じ通路を2回目に通ってようやく違う階に来たと気づいたその表情を、リナはすぐに見分けました。初めて来た日の自分の顔が、ちょうどあんなふうだったからです。
知らない人に自分から声をかけるのはリナにとって簡単なことではありませんが、少しためらってから半歩近づき、そっと話しかけます。「もしかして、生地を探してますか? 生地は下の階から見るといいですよ。2階と3階です」。その人は目を丸くしてから、すぐに大きく笑いました。「やっぱり。さっきから全部きらきらしてるから変だと思ってたんです」

リナが手帳を開いて「生地 — 2・3階」の行を見せると、その人はそれを写真に撮ってもいいかと聞きました。リナがうなずくと、マリは手帳に書かれた階数を写真に収め、そこでやっと2人は名前を名乗り合います。「ありがとうございます。わたし、マリです。バンコクから来ました」「リナです。日本から来て、ここは2回目なんです」。道を聞いて答えただけなのに、2人はいつの間にか、自分のことを少しずつ話していました。
2人の選び方は、こんなに違う
マリは、リナがさっき見ていた2つの色に目をやって、「それ、色で迷ってるんですよね?」と聞きます。色を見るのが仕事の人らしく、マリは、空色は澄んでいるけれど照明の影響を受けやすく、ミントは画面で灰色っぽく見えることがある、と教えてくれました。撮影のたびに、売り場ではきれいだったリップの色が画面ではくすんで見えたり、逆に目で見ると地味だった色が画面では映えたりするそうです。だからマリは色を見るとき、いつも基準になる色をひとつそばに置いていて、手にしている小さなカラーカードがまさにその基準でした。

マリには、買い物のたびに使うメモの習慣もあります。スマートフォンのメモを「探すもの」と「見たもの」の2つに分け、探すものには今日必ず見たいものを、見たものには途中で気になったものを書くのです。今日の「探すもの」には「撮影の背景 — 淡いピンク、織り目の見える生地」と書いてありました。同じピンクでも、つやがあるか、表面に織り目があるかで、画面ではまったく違って見えるからです。
カラーカードはソウルに来るたびに持ち歩いている古いもので、角が少しすり減っていますが、マリはそれがかえって手になじんでいいのだと言います。リナはそのカードを見ながら、自分の手帳もいつかこんなふうにすり減っていくのだろうと思いました。違う国から来た2人が、それぞれ使い込んだものをひとつずつ手に、同じ通路に立っていたわけです。
マリがひとつ方法を教えてくれます。「並んでいるところから少し離れて、このカードと一緒に見てみて。同じ光の中で」。リナは一歩横によけて2つのチャームの色を見比べ、マリが目の高さに掲げたカラーカードとも比べてみました。すると、近くではよく似ていた2つの色が、かなり違って見えます。空色は澄んだままで、ミントは照明の下で少し灰色がかって見えました。
何度か見比べたあと、リナは空色に決めます。友だちの写真に写っていたバッグが明るい色だったのを思い出したからです。手帳の空欄のひとつに店舗番号と「空色」を書きながら、今回は決められずに番号だけ書いたのではなく、決めてから書いた番号だということが、リナは少しうれしくなりました。

道を教えたのはリナでも、色を選ぶのを手伝ってくれたのはマリなので、今度はリナがお返しをする番です。「生地の階まで一緒に行きましょう。ちょうどわたしもボタンの階を見てみたかったんです」。本当は今日ボタンを見る予定はなかったのですが、手帳に残しておいたあの1行がこんなところで役に立つとは思っていませんでした。マリはうなずいて、「見たもの」に「5階 — チャーム材料」と書き加えました。
2階と3階、生地の前で
2人は連絡通路を渡って下の階へ降ります。3階の生地売り場に入ると、マリはさっそく、あちこちの生地の色を見比べ始めます。フロア案内で見た生地の売り場にやっとたどり着いたので、5階で迷った時間を取り戻そうとしているかのようです。マリは歩く速さを落とし、気に入ったピンクを見つけるたびに自分のカラーカードと見比べてから、店舗番号と気づいたことをメモに書いていきます。

リナはその手順を隣で静かに見ていました。リナが手帳でしていることとほとんど同じことを、マリはスマートフォンのメモに手際よく書き留めています。そしてマリが気に入ったピンクの前で立ち止まったとき、リナの目は色より先に生地の端に向いていました。「撮影で、この端っこも映りますか?」とリナはそっと聞きます。
マリは少し考えます。背景として大きく広げるときは色がいちばん大事だけれど、布が折れたり重なったりするところでは、端の処理が画面に残るかもしれない。マリはゆっくりうなずいて、メモの「色」と「織り目」の下に、「端の仕上げ」という項目をひとつ加えました。5階ではマリがリナの色選びを助け、3階ではリナがマリの見るポイントをひとつ増やしたのです。

ここで生地を見るときに知っておきたいことがひとつあります。この市場は卸と小売のお店が一緒にあるので、どれくらいの量から買えるのか、どう支払うのかはお店によって違います。現金だと少し値引きしてくれるお店も多いですが、それもお店次第なので、気に入った生地を見つけたら、買う前にそのお店に直接聞くのがいちばん確かです。
マリも今日は色を見るだけにしました。撮影に使う生地はメモをチームと一緒に見てから決めるつもりなので、気に入ったお店の番号と色の特徴だけをこつこつ集めていきます。そうして通路を歩くうちに、メモには淡いピンク、織り目の太いピンク、ほんのりつやのあるピンクと、ピンクの生地についての記録が5行たまりました。マリはそのうち2つに星印を付け、残りの3つは「見たもの」に移します。
旅行中に生地の色を選ぶなら、マリの方法をそのまま借りるのもいいと思います。まず基準になる色をひとつ用意しておきましょう。カラーカードがなければ、家にある服や小物の小さな切れ端でも十分です。気に入った生地を見つけたらその基準の色と同じ光の中で見比べて、感じたことを店舗番号と一緒にメモしておけば大丈夫です。お店の商品を写真に撮りたいときは、先にお店の人にひと声かけるのがマナーです。
生地の階をひと回りしたあと、リナは約束どおりB棟2階に立ち寄ります。生地のあいだにレースやボタンのお店が並ぶ階で、リナはボタンをいくつか眺めてから、ひとつも選ばずに店舗番号だけを書きました。空色のチャームにボタンを足すと、少し重たく見えそうだったからです。代わりに、その番号の横に小さく「次に」と書いておきました。
マリはリナの手帳をのぞき込んで、「それも『見たもの』ですね」と笑います。マリのひと言で、リナが自分の手帳を初めて違う目で見た瞬間でした。選べなかったのではなく「見たもの」として残しておいたのだと思うと、また来る理由がひとつできたような気がして、リナはその考えがけっこう気に入りました。

いつ行くのがいい?
東大門総合市場に行く日を決めるときは、まず営業時間を見ておきましょう。生地・衣料副資材の売り場は8:00〜18:00、アクセサリー副資材の売り場は9:30〜19:00で、どちらも日曜日は休みです。第2・第4日曜日は市場全体が休場になります。生地もアクセサリー材料も見るなら、早く閉まる生地のほうを先に回ってから5階に上がる順番が楽で、リナとマリのように5階から始めた場合は、生地の階が18時に閉まることを頭に入れておくと安心です。

半日の回り方をひとつ組んでみると、こんな感じです。平日のお昼を食べてから13時ごろに東大門駅9番出口から入り、まず2・3階で生地を見て、15時ごろに5階へ上がってアクセサリー材料を見て回ります。足が疲れたらN棟5階のフードコートでひと休みし、見終わったら清渓川側に出て広蔵市場やDDPへ足をのばせば、午後をゆっくり過ごしたあと、そのまま夕方の散歩にもつなげられます。
混雑を避けたいなら、平日の15時前に行ってみてください。リナとマリが出会ったのも平日の早い午後で、通路が比較的ゆったりしていたからこそ、知らない人に声をかける余裕もあったのかもしれません。歩き回っておなかがすいたら、市場の中で食事もできます。N棟5階にフードコート、B棟6階に飲食店街があり、フードコートは18時まで(土曜日は17時まで)、飲食店街は19時までで、どちらも日曜日は休みです。
いくつもの棟と階を行き来して長く歩く市場なので、ひと休みできる場所や設備も知っておくと便利です。市場の中にはエレベーターとトイレがあり、多目的トイレの設置状況は階によって違います。上り下りのときはリナのようにN棟のエレベーターを目印にすると方向がつかみやすく、それでも迷ったらフロア案内図で今いる棟と階を確認してみてください。
道や旅行の情報を聞ける場所も近くにあります。東大門観光案内所は中区奨忠壇路247、東大門歴史文化公園駅14番出口の近くにあり、10:00から翌1:00まで開いていて、英語・日本語・中国語で案内してくれます。旧正月と秋夕の当日は休みです。タイ語の案内が必要なら、電話の1330観光案内を利用できます。韓国語が少し苦手な同僚と出張に来るとき、マリはまずこの番号を教えるそうです。
清渓川のほうへ出る道
生地の階をすべて回り終えるころには、午後もだいぶ傾いていました。2人は清渓川側に出ます。市場は清渓6街の、ポドゥル橋と五間水橋(オガンスギョ)のあいだにあり、清渓川もすぐ近くです。マリは地図を見ようとスマートフォンを取り出しかけて、その前にリナに画面を差し出しました。インスタグラムのアカウントを交換しようという合図で、リナは少し照れながら自分のアカウントを見せます。手帳をしまう前に、リナはページのいちばん下にマリの名前を書きました。

アカウントを保存しながら、マリが聞きます。「その空色、誰にあげるんですか?」「来週、マヤに初めて会うんです。シンガポールから来る、わたしより2つ年下の友だちで。インスタではずっと話してきたけど、実際に会うのは初めてで」。マリは「初めて会う日にプレゼントなんて、いいですね」と笑って、メモの「見たもの」のいちばん下に次のソウル出張の日付を書き、その日また時間が空いたら連絡すると言いました。
マリにとっても、今日はいつもと少し違う午後でした。ふだんは撮影の色と質感を先に見るマリも、今日はリナの言葉を聞いて、生地の端やチャームの仕上げをいつもより注意して見るようになったからです。次に撮影用の生地を選ぶときは、端の処理や使い方もあわせてメモしてみることにしました。2人はお互いの選び方をひとつずつ交換して別れることになります。
もう少し歩きたくなったら、近くにも立ち寄れる場所があります。清渓川に沿って広蔵市場のほうへ歩いてもいいし、DDPのほうへ向きを変えて夕方の散歩を続けるのもいいでしょう。広蔵市場までは川沿いを歩く道なので、階と通路を長く行き来したあとの気分転換にもちょうどよく、どちらも東大門エリアで一緒に回りやすい場所なので、生地を見て過ごした午後のあと、夕方の散歩や遅めのおやつで1日を締めくくるのにぴったりです。

清渓川のほうへ歩きながら、リナはもう一度手帳を開きます。「5階」の行の横には店舗番号と「空色」、B棟2階の行の横には「次に」がひとつ、そしていちばん下には、初めて書いた名前がひとつ。前回は欲しかったものを見つけられずに帰ったけれど、今回は作りたいチャームの色が決まり、また来たいお店も、新しく知り合った人もできました。
材料を買ったわけでも、チャームが完成したわけでも、まだありません。マヤに会う前にもう一度寄って材料を買うつもりですが、少なくともどんな色で作るかは、今日はっきり決まりました。来週マヤに会ったら、リナは今日決めた空色の話をするかもしれません。5階で生地を探していたマリに出会ったことも、きっと話したくなるでしょう。
Common Mistakes — よくある失敗
- 「2〜4階が生地」と覚える — 生地はA・B・C棟の2階と3階から探せばよく、A・B・C棟の4階は生地の階ではありません。
- N棟のエレベーターで5階に上がって生地を探す — その道順は5階のアクセサリー材料売り場へ行く道です。生地は下の階から。
- 日曜日に行く — 生地・アクセサリーの売り場は日曜日が休みで、第2・第4日曜日は市場全体が休場です。
- 店舗番号をメモしない — 同じお店にもう一度たどり着くのは、思ったより難しいです。
FAQ — よくある質問
東大門総合市場への行き方は?
1・4号線東大門駅9番出口が市場と地下でつながっています。8番出口も近く、エスカレーターのある出口です。
アクセサリー材料は何階ですか?
5階です。A・B・C棟の5階がアクセサリー副資材の売り場です。
生地は何階ですか?
A・B・C棟の2階と3階から見てみましょう。B棟2階にはレースとボタンもあります。
生地や材料を少しだけ買うこともできますか?
卸と小売のお店が一緒にあるので、1個から買えるか、生地をどのくらいの長さから切ってもらえるか、見本を見られるかはお店によって違います。買う前にそのお店に聞いてみてください。
何時に閉まりますか?
生地・衣料副資材の売り場は18時、アクセサリー副資材の売り場は19時に閉まります。どちらも日曜日は休みで、第2・第4日曜日は市場全体が休場です。
カードで払えますか?
カードが使えるお店もありますが、お店によって違います。現金だと少し値引きしてくれるところもあるので、両方用意しておきましょう。
旅行の案内はどこで受けられますか?
東大門観光案内所(中区奨忠壇路247、東大門歴史文化公園駅14番出口近く)が10:00から翌1:00まで開いていて、英語・日本語・中国語で案内しています。旧正月と秋夕の当日は休みです。タイ語の案内が必要なら1330観光案内を利用できます。
Recap — 出発前の30秒
- 平日・15時前・日曜日は避ける
- 東大門駅9番出口 → 地下連絡
- アクセサリー材料5階・生地はA・B・C棟2・3階から・ボタンとレースはB棟2階
- 生地18時・アクセサリー19時に閉店
- 現金とカード・店舗番号をメモ・買う前に単位を聞く
参考資料
- 東大門総合市場 — 会社紹介 — 1970年12月開業 · 地下1階〜地上9階 · 約4,300店 · 卸・小売の品目 確認 2026-10-16
- 東大門総合市場 — 店舗案内図 — A・B・C・N棟の階ごとの品目 確認 2026-10-16
- 東大門総合市場 — 営業時間 — 売り場別の営業時間 · 日曜日の休み · フードコート・飲食店街 確認 2026-10-16
- 東大門総合市場 — アクセス — 東大門駅9番出口の地下連絡 · 8番出口 · 清渓6街の位置 確認 2026-10-16
- VISITKOREA — DIY Your Way: Korea’s Custom Shopping Trend — 店舗番号のメモ · 5階の材料売り場 · N棟エレベーターの道順 · 平日15時前 · 現金値引き · 1330 確認 2026-10-16
- 韓国観光公社 バリアフリー観光情報 — 東大門総合市場 — エレベーター · トイレ · 多目的トイレ 確認 2026-10-16
- ソウル公式観光情報 — 東大門観光案内所 — 住所 · 営業時間 · 案内言語 · 休み 確認 2026-10-16


