SEOUL · YEONNAM
マリの2度目のソウル出張、リナと初めて歩く京義線森の道・延南洞(ヨンナムドン)区間
弘大入口(ホンデイック)駅3番出口の松の木から、イチョウ並木の土の道と残された線路へ。パンは公園に入る前に
1か月ぶりにソウルへ来たマリが、リナに「秋の色が見たい」とメッセージを送った。待ち合わせは弘大入口駅3番出口の前。背の高い松の木から、昔の線路をたどる午後が始まる。

行き方
ソウルを訪れるのは、1か月ぶりです。バンコクの美容雑誌で働くマリの出張は、昼は打ち合わせと店舗調査、夜はその日撮った写真の整理で、たいてい1日が埋まります。けれど今回は、最終日の午後がまるごと空いています。マリがメッセージを送ったのは、前の出張で東大門総合市場の生地売り場がある階を教えてくれたリナ。「木曜の午後、時間はありますか? 秋の色が見たいんです。雑誌の中ではなくて、本当のソウルの秋の色を。」

リナからはすぐに返事が届きます。「弘大入口駅の3番出口から出てください。出口の前に背の高い松の木があるので、そこで会いましょう。」地図のリンクも店の名前もなく、待ち合わせ場所は木が1本です。マリが冗談かと思っていると、「その松の木が、京義線森の道の延南洞区間が始まる目印なんです」と、もう1行が届きます。マリはメモの「仕事で見ておくもの」の欄に、「松の木 — 始まり」と書き込みます。
「本当のソウルの秋の色」と書いたのには、理由がありました。前の出張の最終日、鐘路3街(チョンノサムガ)のカルメギサル横丁でひとりで夕食を食べ、焼き網の写真をリナに送ったことがあったのです。そのとき返ってきた「次は昼間に歩きましょう。夜の色と昼の色は違いますよ」という言葉を、マリはそのままメモに残していました。出張の予定に空いた午後を見つけたとき、真っ先に浮かんだのがその言葉です。この1か月、店の照明の下でばかり色を見ていたせいか、日の光で見る色が少し恋しくもありました。
この記事は、その木曜の午後の物語であり、京義線森の道の延南洞区間を初めて歩く人のための案内でもあります。弘大入口駅ではどの出口を使うか、公園に入る前に知っておくルールは何か、イチョウ並木や水の流れ、残された線路をどこで見られるかを、二人と一緒に順にたどります。「ヨントラルパーク」と呼ばれているのは、この道です。
The Cue
京義線森の道の延南洞区間は、弘大入口駅(2号線・京義線・空港鉄道)の3番出口を出てすぐ、背の高い松の木から始まります。京義線の線路が地下へ移ったあと、その上に造られた公園で、約1km続くイチョウ並木の土の道、芝生広場、地下水を使った水路、保存された線路をたどれます。入る前に押さえておきたいのが利用ルールです。野生動物を守るため食べ物の持ち込みは禁止で、飲酒・キャンプ・火の使用もできず、ごみは持ち帰ります。公園専用の駐車場はないので、地下鉄で向かうと便利です。
- どこ: ソウル市麻浦区延南洞。弘大入口駅(2号線・京義線・空港鉄道)3番出口を出ると、すぐに森の道です。出口前の背の高い松の木が延南洞区間の始まり。
- 見られるもの: 約1kmのイチョウ並木(木々の間は土の道)・芝生広場・空港鉄道の地下区間からくみ上げる地下水を使った水路(かつての細橋川を再現)・保存された昔の線路。
- ルール: 食べ物の持ち込み禁止(野生動物保護のため)・キャンプ、調理、火の使用禁止・飲酒、歌や踊り、騒ぐ行為の禁止・ごみは持ち帰り・禁煙・ペットの入園は控えるようお願いされています。
- 路上ライブ: 毎日11:00〜20:00。20:00以降はできません。
- 車: 公園の全区間に専用駐車場はありません。公共交通機関で向かいましょう。
- 案内: 弘大入口〜延南洞区間の問い合わせは、延南詰所(延南交番前)へ。詰所にはリーフレットがあります。
3番出口前の背の高い松の木で
木曜の14:00、マリは弘大入口駅の改札を抜け、3番出口の表示に沿って階段を上がります。2号線・京義線・空港鉄道が乗り入れる弘大入口駅は、出口も人も多い駅です。初めてだとどちらへ進むか迷いますが、延南洞区間を歩くなら、覚えておくのは3番出口。階段を上がりきると本当に背の高い松の木が1本あり、その横でリナが手帳を開いたまま手を振っています。


「本当に木が待ち合わせ場所なんですね」とマリが笑うと、リナは手帳をこちらへ向けます。最初の行には「3番出口 — 松の木 — 始まり」とあり、ソウルに来るたび、歩く道をこんなふうに三つの言葉で書き留めるのだと話します。前に東大門で「5階」「B棟2階」「2・3階」と書いていた、あの手帳です。マリは、またその手帳を見られたことが少しうれしくなります。1か月前は初めて会う人の手帳でしたが、今日は知っている人の手帳だからです。
リナが3番出口を選んだのは、散歩道だけが理由ではありません。弘大入口駅には空港鉄道も停まるので、今夜空港へ向かうマリは、歩いたあと同じ駅からそのまま乗れます。「帰りに使う駅で会えば、最終日も少し余裕ができますよ」と言うリナは、先にマリの予定を聞いて待ち合わせ場所を決めていたのです。出張でソウルへ来るなら、こんな組み合わせも覚えておくと便利です。最終日は宿に荷物を預けて弘大入口駅の近くで午後を過ごし、宿へ荷物を取りに戻ってから空港鉄道に乗る、というスケジュールも組めます。
この道を選んだのにも、リナなりの理由があります。京義線森の道は麻浦区から龍山区まで6.3km続く細長い公園で、街の真ん中を通る延南洞区間は、森の道の中でも最もにぎやかな区間です。ニューヨークのセントラルパークになぞらえて「ヨントラルパーク」と呼ばれるのも、このあたり。「秋の色が見たいって聞いて、すぐここが浮かびました。ひとつの道に、木も芝生も、水も線路もあるんです」とリナは話します。
歩き出す前に、リナは公園ができた経緯も少し話してくれます。延南洞区間は、京義線の廃線跡を公園にする第2段階の整備で、セチャンコゲ・塩里洞の各区間とともに開かれました。森の道全体の幅は区間によって10mから60mと異なり、延南洞側は中央にイチョウ並木と水路、その両側に芝生広場がある造りです。細い遊歩道から広い広場へ、歩くにつれて景色が変わっていきます。「雑誌のページをめくっていくみたいな道ですね」とマリが言います。
パンは公園に入る前に
歩き始める前に、小さな出来事がありました。マリは駅へ来る途中でパン屋に寄り、バターパンを2個とコーヒーを買っていたのです。芝生に座って一緒に食べようと思っていましたが、袋を見たリナは、申し訳なさそうにスマートフォンの画面を差し出します。そこにあるのは、公園の利用ルールの最初の1行。「野生動物保護のため、食べ物の持ち込みを禁止します。」

マリは一瞬気まずそうな顔をしてから、「芝生があるから、てっきりピクニックをする公園だと思っていました」と笑います。初めて来る人がいちばん勘違いしやすいのが、この点です。広い芝生を見るとレジャーシートを広げたくなりますが、京義線森の道は食べ物の持ち込みだけでなく、キャンプ・調理・火の使用も禁止です。飲酒や歌・踊り、騒ぐ行為も禁止で、ごみは持ち帰り、喫煙もできません。二人は出口のほうへ数歩戻ってパンを1個ずつ食べ、空の袋を畳んでマリのバッグにしまってから、森の道へ入ります。
案内板を最後まで読むリナは、ペットの項目も指さします。京義線森の道では、生態系を守り、ほかの利用者が気持ちよく過ごせるよう、ペットの入園を「控えてほしい」とお願いしています。禁止という意味ではありませんが、犬と一緒に歩こうと思っているなら、先に目を通しておきたい一文です。マリはメモに「食べてから入る」と書き、その下に小さく「パンはおいしかった」と付け足します。
どうしてこんなルールがあるのか、少し考えてみると納得がいきます。街の真ん中にある京義線森の道も、木や草、その間に暮らす小さな動物たちと一緒に使う公園です。食べ物の持ち込みが禁止されているのは野生動物を守るためで、草木を大切にするルールが並んでいるのも同じ理由からです。「ここでは座って食べるより、歩くつもりで来るといいですね」とリナが言うと、マリは出張のメモよりずっと役に立つと、うなずきます。
イチョウ並木の土の道、約1km
森の道に入ると、マリが先に足を緩めます。両側にイチョウが並び、その間を土の道がまっすぐ伸びています。この区間でまず目に入るのが、このイチョウ並木です。昔の線路に沿って約1km続く太い幹の木々の間は土の道になっていて、足裏の感触から街の歩道とは違います。10月下旬の葉は、先のほうから黄色く色づき始めています。

マリはスマートフォンを取り出しますが、すぐにしまい、代わりにイチョウの葉を1枚拾って手のひらに載せ、じっと見つめます。葉の真ん中はまだ黄緑色で、縁から黄色が広がっています。「雑誌では、これをひとつの黄色で塗ってしまうんです。でも実際には、1枚に三つくらい色があるんですね。」マリがメモの「仕事で見ておくもの」に「イチョウの葉 — 縁から」と書き込む間に、リナはその葉を手帳に挟んでおこうと提案します。

何度かここを歩いているリナが、歩く速さを教えてくれます。「急いで歩くと1kmなんてすぐです。ゆっくり歩くと、もっと長く感じられますよ。」延南洞区間全体でも約1.3kmなので、その気になれば一度に端まで歩けますが、だからこそ急がないのがこつです。黄色が深まる秋によく紹介される道でも、葉が色づく速さは年によって違い、マリは今日のように半分ほど色づいた日も好きだと言います。
イチョウ並木の中ほどで、二人は小さな駅をかたどった休憩スペースを通ります。線路から公園になった道らしく、列車を待つ駅を思わせる造りです。リナが「ここで待っていると、列車の代わりに人が来ますね」と冗談を言うと、マリは笑いながら屋根の輪郭を指でなぞります。撮影の背景を見るとき、ついしてしまう動きだそうです。二人は長居せず、水の音がするほうへまた歩き出します。
空港鉄道の地下水を使った水路
イチョウ並木に沿って歩くと、公園の中央に浅い水路が続きます。リナがこの道でいちばん好きだという場所です。空港鉄道の地下区間からくみ上げる地下水を使い、かつての細橋川を再現しています。足元では今も空港鉄道が走り、その地中からくみ上げた水が、今度は公園を流れています。

「足の下を列車が走っているんですか?」と驚くマリに、リナはうなずきます。京義線森の道は、2005年に線路の地下化が始まったあと、地上に残った土地を市民の休憩の場へ変えた事業です。そのため今も、この道の下には線路があり、上には木と水と芝生があります。リナが手帳に「上 — 水、下 — 列車」と書くと、マリは雑誌の特集タイトルみたいだと言って、その行を写真に撮ります。
水路の脇には、大小の芝生広場が道に沿って続きます。イチョウ並木だけを見て歩くと細い遊歩道に思えますが、横を向けば、開けた芝生が次々に現れます。途中で休みたくなっても、座る場所を見つけやすい造りです。二人も水路が見えるところに少し腰を下ろし、さっき入る前に食べたパンの話で笑います。手に何も持っていないぶん、かえって道をゆっくり見られたとマリは言います。
座っている間に、マリはなぜいつも三つの言葉で書くのか、リナの手帳のことを尋ねます。初めてソウルに来たときは何でも長く書いていたものの、帰って読み返すと、肝心の道が思い浮かばなかったのだとリナは話します。それからは「どこ — 何 — 次」のように短く書き、同じ道を歩くときに手帳を開かなくても、体が先に思い出せるようにしているそうです。マリは自分のメモを開き、長い文章で埋まった画面を見て、少し笑います。「私は反対で、全部書いておかないと落ち着かないんです。」
残された京義線の線路と、公園になるまで
もう少し進むと、土と芝生の間にさびた線路が現れます。京義線森の道には、実際の線路を残している区間があります。リナはそこで立ち止まり、手帳を開きます。線路の枕木をひとつずつ数えながら歩くのが、リナの癖です。初めは笑っていたマリも、いつの間にか一緒に数えています。

これが、かつての京義線です。1900年代初めに龍山と新義州を結んでいた鉄道で、開通は1906年。その線路が地下へ移った地上部分が公園になり、2012年3月に大興洞区間から順に開かれ、2016年に全区間が完成しました。延南洞区間が市民に開かれたのは、その間の2015年6月です。「前の東大門では階を数えたけれど、ここでは年を数えるんですね」とリナは笑います。
年を聞いたマリは指を折り、地下化が始まった2005年から、この区間が公園になった2015年まで、丸10年だったと確かめます。「雑誌の撮影企画を1冊にまとめるのに、3か月は長いなんて、ぼやいていたんですけどね。」マリが笑うと、リナは、その10年の間もここを通っていた人たちが、今のイチョウ並木をどんな気持ちで見ているのか気になると言います。二人が歩く間にも、ベビーカーを押す人、ひとりで本を持って歩く人、犬ではなく植木鉢を抱えて行く人が横を通ります。歩いていると、観光地というより、近所の人たちが毎日使う道なのだと自然にわかります。
マリの目には、線路がまず色として映ります。さびたレールの赤茶色と、その横に落ちたイチョウの葉の黄色が並んでいるのが気に入ったのです。「これは撮影で再現しないほうがいいですね。偶然こうなったものをまねすると、必ず作った感じが出てしまうから。」マリは写真を1枚だけ撮ってスマートフォンをしまい、リナは「偶然はまねしない」と手帳の片隅に書きます。細かいものを拾い集める、自分の癖にも通じる言葉でした。
二人はしばらく線路の脇を歩調を合わせて歩きます。線路の上を歩くと歩幅が枕木の間隔に合い、いつもより少し短く、一定になります。マリはそれが面白いと何度か行き来し、リナはその様子を見ながら「歩幅 — 短くなる」と手帳に書きます。ただ、線路のある場所では、前だけを見て歩くと人にぶつかりやすいので、写真を撮ったり枕木を数えたりするときも、ときどき周りを見ましょう。ここは散歩する人の多い、街の公園です。
芝生広場の路上ライブは、音量を控えめに
区間の中ほどでギターの音が聞こえ、芝生広場の一角でひとりが歌っています。京義線森の道で路上ライブができるのは、毎日11:00〜20:00で、20:00を過ぎるとできません。近くに家や店がある公園なので、「音量を小さくする」のも演奏のマナーです。二人が耳にした歌も、散歩中の人が足を止めずに通り過ぎられるくらいの音量です。
聴く側にも、少し気をつけたいことがあります。演奏の前に人が集まると遊歩道がすぐに狭くなるので、ゆっくり聴くなら道の真ん中を避け、芝生広場の端に寄ってみてください。マリとリナもイチョウ並木から一歩芝生側へ寄り、曲が終わるたびにマリは小さく拍手を送り、リナは曲が変わるたびに手帳へ「正」の字で曲数を数えます。3曲聴いてから、二人はまた歩き始めます。20:00を過ぎると路上ライブは終わるので、演奏を聴きたいなら、日が暮れる前に来るほうがよさそうです。

歌を聴きながら時計を見ると、15:00を過ぎ、人が目に見えて増えています。週末の午後は訪れる人が大きく増え、芝生の周りや遊歩道が混み合います。平日でもこのくらいなら、週末に静かに歩きたい人は少し早めに来たほうがよさそうだとリナが言います。写真を撮るときも、遊歩道の真ん中に長く立たず、芝生広場側へ寄るとお互いに歩きやすくなります。
その間に、リナがひとつ尋ねます。「マリは、ソウルで仕事をしているとき、どんな色をいちばんよく見ますか?」少し考えたマリは「店の照明の色」と答え、白く明るい照明の下で化粧品の色ばかり見ていて、今日は初めて日の光の中の色を長く眺めたのだと話します。リナはその言葉を手帳に書きません。「次は朝に来ましょう。光が違いますよ」とだけ言います。
マリはそれを聞いて、少し考え込みます。出張の予定はいつも会議と店舗調査で埋まり、朝はホテルの朝食と移動で過ぎてしまいます。それでも次は朝の1時間を空けておこうと、スマートフォンのカレンダーを開き、次の出張の日付の横に小さな太陽の印を付けます。リナは、朝の延南洞区間がどう違うのかまでは話しません。自分の目で見ればわかるし、それは初めてこの道を歩く人に取っておきたい楽しみだと思うからです。
延南詰所の案内と、次に会う約束
延南洞区間の端へ向かいながら、リナは道案内の情報をもうひとつ教えてくれます。弘大入口から延南洞へ続くこの区間は、京義線森の道で最も多くの人が訪れる場所で、道や公園の利用でわからないことがあれば、延南詰所で聞いてみてください。延南交番の前にある詰所で、リーフレットも置いてあります。地図を別に探さなくてもすむこういう情報が、出張中にはいちばんありがたいとマリは言います。
森の道は、延南洞区間で終わりではありません。麻浦区から龍山区まで6.3km続く公園なので、時間のある日はほかの区間へ歩き続けられますが、今日の二人には空港鉄道に乗る時間が決まっています。「一度に全部歩かなくても大丈夫です。今日は延南洞、次は別の区間」とリナは言い、手帳に1行、空白を残します。初めて来るときも、こうしてひと区間に絞ると、急がずに道をじっくり見られます。

ベンチに座り、手帳をめくっていたリナが、あるページで手を止めます。前に東大門で選んだ、水色の飾りの話です。その色で作ったバッグチャームをマヤに渡し、そのあとマヤと鐘路で1日を過ごしたのだと話します。「今日の夜、また弘大でマヤと会うんです。レッドロードを歩こうって約束していて。」初めて聞く名前に耳を傾けていたマリは、東大門でリナが話していた「来週、初めて会う友達」のことだと思い出します。
夜の便で帰るマリは、その約束には加われません。代わりに、手帳に挟んだイチョウの葉の横へ、自分の名前を小さく書いてほしいと頼みます。「次の出張では朝に来て、光が違うか見てみます。そのときはマヤも一緒に。」リナは葉の横にマリの名前と今日の日付を書き、その下に「朝 — 次に」と1行を足します。
別れる前に、マリはマヤに会ったら見せてほしいと、リナに写真を1枚送ります。今日、手のひらに載せたイチョウの葉を近くから撮った写真です。「縁から色づく黄色。レッドロードの赤と一緒に見たらよさそうですね。」そのメッセージを読んで、リナは笑います。1か月前に東大門で初めて会った人が、今はまだ会ったことのない友達へ、ひとつの色を届けようとしているのです。

二人は待ち合わせた3番出口の松の木の前で別れます。空港へ向かう列車の中で、マリはメモの「仕事で見ておくもの」をもう一度開きます。「松の木 — 始まり」「食べてから入る」「イチョウの葉 — 縁から」「偶然はまねしない」。出張のメモというより1日の日記に近い内容ですが、次の撮影の打ち合わせで最初に話すのは、店の照明ではなく、午後の日差しで見たイチョウの葉の色になりそうです。
弘大入口駅から乗った空港鉄道が地下へ入る瞬間、マリは水辺で聞いたリナの言葉を思い出します。今乗っている列車が通る地面の上では水が流れ、人々がイチョウ並木を歩いているのです。マリはリナの手帳をまねて、メモのいちばん下に三つの言葉だけを書きます。「上 — 水、下 — 私。」そして、次の出張の日付の横に付けた小さな太陽の印を、もう一度確かめます。
Common Mistakes — よくある失敗
芝生があるからとピクニックに行く
京義線森の道は、野生動物保護のため食べ物の持ち込みが禁止です。食べるものは、公園に入る前に済ませましょう。
レジャーシートやキャンプ用の椅子に、火を使う道具まで持っていく
キャンプ・調理・火の使用は、いずれも禁止です。
車で行く
公園の全区間に専用駐車場はありません。弘大入口駅3番出口から向かいましょう。
ペットも当然入れると思う
入園を「控えてほしい」というお願いがあります。一緒に行く前に、この案内を読んでおきましょう。
夜遅くに路上ライブを聴きに行く
路上ライブができるのは11:00〜20:00です。
週末の午後に静かな散歩を期待する
週末の午後は、芝生の周りや遊歩道が混み合います。静かに歩きたいなら早めに向かいましょう。
FAQ — よくある質問
京義線森の道の延南洞区間(ヨントラルパーク)へは、どう行きますか?
弘大入口駅(2号線・京義線・空港鉄道)3番出口を出ると、すぐに森の道です。出口前の背の高い松の木が区間の始まりです。
どのくらい歩きますか?
延南洞区間は約1.3kmで、そのうちイチョウ並木は約1kmです。
食べ物を持っていってもいいですか?
いいえ。野生動物保護のため、食べ物の持ち込みは禁止です。飲酒・キャンプ・調理・火の使用もできません。
ペットと一緒に行けますか?
生態系の保全とほかの利用者への配慮から、入園を控えるようお願いされています。
路上ライブはいつ見られますか?
毎日11:00〜20:00です。20:00以降は行われません。
駐車場はありますか?
公園専用の駐車場はありません。公共交通機関を利用しましょう。
道を尋ねられる場所はありますか?
弘大入口〜延南洞区間は、延南詰所(延南交番前)で尋ねることができます。詰所にはリーフレットがあります。
Recap — 出発前の30秒
- 弘大入口駅3番出口、背の高い松の木からスタート。
- 食べるものは入る前に。食べ物の持ち込み・飲酒・キャンプ・火の使用は禁止、ごみは持ち帰り。
- 約1kmのイチョウ並木の土の道 → 地下水が流れる水路 → 残された昔の線路。
- 路上ライブは11:00〜20:00、音量は控えめに。
- 専用駐車場なし。わからないことがあれば、延南詰所(延南交番前)のリーフレットを。
参考資料
- ソウル市公園案内 — 京義線森の道6.3kmの線形公園と造成の経緯 · 延南洞側の芝生広場・イチョウ並木・細橋川を再現した水路・線路 · 利用ルール(飲食物の持ち込み禁止・野営・炊事・飲酒・喫煙・ペットは入場を控える) · バスキング11:00〜20:00 · 駐車場なし · 延南詰所のリーフレット確認 2026-10-22
- ソウル市 — 延南洞・塩里洞・セチャンコゲ区間の公園開放3番出口前の背の高い松が区間の始まり · イチョウと芝生 · 空港鉄道の地下水で造った小川確認 2026-10-22
- ソウル市 — 京義線の廃線跡が2kmの森の道にイチョウの間の約1kmの土の道 · 大小の芝生広場確認 2026-10-22
- ソウル市メディアハブ — 都心の線路を散歩、京義線森の道2005年に地下化開始 · 延南洞区間「ヨントラルパーク」確認 2026-10-22
- ソウル市メディアハブ — 廃線から市民の森の道へ(2026)約1.3kmの延南洞区間 · 残された線路 · 週末午後の混雑確認 2026-10-22
AIキャラクターと一緒に歩くソウルの物語です。スポット情報は公開資料で確認し、写真はAIで制作した演出画像です。 AI活用について


