SEOUL · CHILDREN'S GRAND PARK
ドローンショーの翌日、ヒナが時間割を手に歩いたソウル子供大公園
11月1日、マラソンの交通規制が終わってからオリニ大公園駅1番出口で入り、動物園と二つのステージを通って裏門・アチャサン駅へ抜ける半日
トゥクソムでドローンを見た翌日、東京へ帰る前に半日が空いた。ヒナは名前に「子供」と付いた公園の前で少しためらったけれど、いつものようにまず時間割を広げた。

行き方
ハロウィンの夜、トゥクソム(纛島)でドローンを見た翌朝。ヒナは宿のベッドの端に腰かけて、手帳をめくっています。東京のマーケティング会社に勤める21歳のヒナは、公演とグッズのために月に2回ほどソウルへ来ていて、今回も日曜の夕方の便で帰る予定です。荷物はほとんどまとめ終わり、空港へ向かうまで半日が空いています。昨夜描いた地図はホームでノアの手帳のいちばん後ろへ渡り、ヒナの手帳にはそのページを破り取った跡だけが細く残っています。

半日の使い道を探していたヒナの目に留まるのは、広津区(クァンジング)のソウル子供大公園です。公園は入場無料で、正門と裏門がそれぞれ別の地下鉄駅につながっているので、来た道を戻らずに一方向へ歩き抜けられるところが気に入りました。ところが、名前のところで指が一瞬止まります。「子供」大公園。子供連れでもない大人がひとりで、しかもスーツケースを持った外国人が入って浮かないだろうか、と思ったのです。
迷いながら公園のサイトを開くと、新着情報のいちばん上に、11月1日の日曜日はJTBCソウルマラソンのため大公園の正門前の一部道路で車両通行が規制される、というお知らせがありました。時間は08:29から11:31まで、区間は君子(クンジャ)駅交差点から建大入口駅交差点までで、その時間帯はできるだけ規制区間を避けて移動してほしいと添えられています。ヒナはその数字を見るなり、手帳のいちばん上に「11:31」と書き込みます。「私はショーの時間から決めるんです。」 今日はショーの代わりに、規制が解ける時刻が最初の枠になりました。
この記事は、マラソンが通り過ぎた11月1日の昼、ヒナが正門から入って裏門から出るまでの半日をたどります。7号線オリニ大公園駅1番出口から正門まで、この公園がなぜ大人ひとりでも歩きやすいのか、動物園は何時までで何が見られるのか、その日二つの野外ステージで何があったのか、11月には何が止まっているのか、そして裏門から5号線アチャサン駅4番出口へ抜ける道まで、ヒナの手帳の順に書きました。帰国日に半日しか残っていない人にも、子供と一日を過ごしたい人にも、同じ順番が役に立つはずです。
The Cue
ソウル子供大公園は、ソウル市広津区陵洞路(ヌンドンロ)216にある公園です。利用時間は05:00〜22:00、年中無休で、公園の入場料は無料です。7号線オリニ大公園駅1番出口が正門、5号線アチャサン駅4番出口が裏門につながり、正門から裏門までは徒歩約20分と案内されています。動物園の観覧は10:00〜17:00です。11月1日(日)はJTBCソウルマラソンのため08:29〜11:31に正門前の一部道路で車両通行が規制され、同じ日には森のステージでテッキョン大会(11:00〜16:00)、オープンステージでキッズ・シニアのファッションショー(13:00〜17:00)が開かれます。音楽噴水は10月31日で今年の運転を終え、植物園は改修工事のため休園中です。
- 場所: ソウル子供大公園、ソウル市広津区陵洞路216。問い合わせ02-450-9311。
- 時間・料金: 公園05:00〜22:00、年中無休、入場無料。動物園の観覧10:00〜17:00。
- 出入り: 7号線 オリニ大公園駅1番出口 → 正門(徒歩2分) · 裏門 → 5号線 アチャサン駅4番出口。正門〜裏門は公園の案内で徒歩約20分。
- 11月1日(日)のみ: JTBCソウルマラソンのため08:29〜11:31、正門前の一部道路(君子駅交差点〜建大入口駅交差点)で車両通行規制。この時間帯は規制区間を避けて移動を。
- その日のステージ: 森のステージ テッキョン大会11:00〜16:00 · オープンステージ キッズ・シニアのファッションショー13:00〜17:00。
- 止まっているもの: 音楽噴水の運転は3月15日〜10月31日(11月は動きません) · 植物園は2026年5月27日〜2027年下半期(予定)休園。
- 荷物: 正門・裏門の物品保管所05:00〜22:00、有料。基本3時間で小型800ウォン・中型1,100ウォン・大型1,500ウォン。
- 持ち込めないもの: 自転車・キックボードは進入禁止、ペットは入場不可、公園全域で喫煙・飲酒禁止。
11月1日の朝、マラソンの規制が解ける11時31分から逆算
ヒナの計算は、手帳のいちばん上の「11:31」から始まります。規制されるのは車の通行なので、地下鉄で行くヒナに直接関わるわけではありませんが、規制が続いている時間に正門前を通ることだけは避けたいところです。公演会場の前で入場の列と退場の流れが重なると何が起きるか、よく知っている人だけに、人が一方の道に集まる時間をわざと外す習慣が身についています。そこで正門に着くのは12時ごろと決め、そこから空港へ出発する時刻までを逆算して割り振りました。

この日にこの公園を訪れるなら、ヒナの計算をそのまま借りても大丈夫です。車やタクシーで来る場合や、正門前の大通りを通るバスに乗る場合は08:29〜11:31を避けたほうが気が楽で、地下鉄なら7号線オリニ大公園駅1番出口が正門にすぐつながっています。1番出口から正門までは119m、歩いて2分です。ただ、この規制は11月1日だけのことなので、ほかの日なら朝早く来ても問題ありません。公園は朝5時から開いています。
ヒナは11時半を少し過ぎて宿を出ます。7号線でオリニ大公園駅に降り、1番出口を上がると、数歩も行かないうちに正門が見えてきます。地図アプリに駅名だけを入れると駅の真ん中を基準にルートを引かれることがあるので、ヒナは出発前に出口番号を別に書き留めておきました。出口を一つ間違えると2分の道が数分延びることは、公演会場の近くの駅で何度も経験してきたからです。
宿が2号線沿いなら、もう一つの行き方があります。2号線の建大入口駅からはバスで5分ほどで正門に着き、7号線に乗り換えてオリニ大公園駅まで来ることもできます。バスなら正門方面に302・721・2222・3216・3220・4212番が走っています。ただ、11月1日の午前のように正門前の道路が規制される日は、地下鉄のほうが気が楽だというのがヒナの判断です。
正門の顧客案内センターと物品保管所、まず出る門を決める
正門をくぐると、ヒナはまず荷物の重さを思い出します。今日の夕方には空港へ向かうので、手には小さなスーツケースがあります。ちょうど正門と裏門には物品保管所があり、2026年7月14日から有料で運営されています。毎日朝5時から夜10時まで使えて、基本3時間で小型800ウォン、中型1,100ウォン、大型1,500ウォンです。基本時間を超えると、ロッカーの大きさに応じて1時間ごとの料金が加わります。

ロッカーの前まで行ったヒナは、手帳を一度見下ろして手を引っ込めます。今日は裏門から出て、アチャサン駅で地下鉄に乗る計画です。正門に荷物を預けたら、公園を歩き終えてからまた正門まで戻ってこなければなりません。時間を逆算する人は終わりの門から決めなければいけないことに、ヒナはロッカーに鍵を差し込む直前になってやっと気づきました。入った門からまた出るなら正門の保管所が便利で、ヒナのように別の門から出るなら、荷物を持って歩くか、出る側の保管所を使うのが正解です。
スーツケースはキャスター付きの小さなものなので、ヒナはそのまま引いて歩くことにします。そのかわり、正門の顧客案内センターの場所を手帳に星印で付けておきました。公園の医務室はこの顧客案内センターの中にあり、09:00から18:00まで、昼休みは12:00から13:00までです。公演会場に行くと非常口と案内デスクから確かめる癖が、ここでもそのまま出たわけです。広い公園をひとりで歩くときは、助けを求められる場所を一つ先に知っておくと、ずっと気持ちが軽くなります。
入る前に知っておきたいルールもいくつかあります。公園には自転車、キックボード、インラインスケート、電動の乗り物などは入れず、ペットも動物園の動物の安全と感染症予防のため入場できません。公園全域が禁煙・禁酒で、動物に食べ物をあげることもできません。ヒナはこのリストを読みながら、開演前に流れる場内アナウンスみたいだと思います。守ることがはっきりしていると、かえって安心して入れるものです。
公園の案内図を広げたヒナは、門が思ったよりずっと多いことに驚きます。正門と裏門のほかにも、会館門、南門、九宜門、東門、北門、西門、陵洞門と、名前の付いた門が地図の上で順番に番号を振られています。そのうち正門・裏門・九宜門・陵洞門は公園と同じ05:00〜22:00に開いていて、歩くと正門から九宜門まで約15分、裏門から九宜門まで約18分と案内されています。ヒナは今日使う二つの門、正門と裏門にだけ太く印を付け、残りは鉛筆で薄く残しておきます。門の多い公園ほど、入る門と出る門を先に決めておけば迷うことが減ります。
「子供」大公園に大人ひとりで — 1929年のゴルフ場から2009年の再オープンまで
正門の広場に立って、ヒナは朝のためらいをもう一度思い出します。周りを見渡すと、ベビーカーを押す家族もいますが、ベンチで新聞を広げる年配の人、ひとりでイヤホンをして歩く人、並んで散歩するカップルの姿もあります。公園の利用案内は、ここを市民がともに手入れして楽しむ憩いの場であり、動物と植物が幸せに一緒に暮らす生態公園だと紹介しています。朝5時から夜10時まで年中無休で開いていて入場料もない公園ですから、名前の「子供」は門を閉ざす言葉ではなく、ここが最初に誰のためにつくられたのかを教えてくれる言葉に近いものでした。

その始まりが気になって、ヒナは足を止めて沿革を探して読みます。この土地の物語は、1929年6月22日に京城ゴルフ倶楽部がオープンしたところから始まります。1972年にはソウルカントリー倶楽部が12万坪を無償で寄贈し、私有地9万8千坪を買い入れて敷地を整え、その年の11月3日に工事を始めて、1973年5月5日、こどもの日に子供大公園が開園しました。目の前の広い芝生とゆるやかに曲がる道がどこから来たのか、ヒナはようやくわかった気がします。ゴルフ場だった土地なのです。
沿革はそのあとも長く続きます。1986年5月5日には子供の入場料が無料になり、2006年10月14日には公園全体が無料開放されました。2007年11月に再整備工事を始めて2009年5月5日に再オープンし、沿革はこの日を「グランドオープン – 36年ぶりの再誕生」と記していて、2014年8月には遊園地もリニューアルして再オープンしています。マーケティングの仕事をしているヒナは、「36年ぶりの再誕生」というフレーズに下線を引きました。開園も、子供の入場料無料化も、グランドオープンも、すべて5月5日に合わせているのを見ると、この公園は誕生日をとても大事にする場所のようです。
公園の広さも、数字で見ると実感がわきます。総面積は536,094.50㎡、周囲は4kmで、そのうち緑地と樹林が271,535.34㎡です。公園の中には23路線5.487kmの道路と26路線3.624kmの散策路があり、ヒナはこの数字を見て、今日すべてを歩くのはあきらめました。代わりに、正門から裏門まで一方向に通り抜けながら、時間割に書いた場所にだけ寄ることにします。公演を最初から最後まで全部見る代わりに、セットリストから絶対に聴きたい曲だけを選ぶのと似た選択です。
公園を時間割で読む — 動物園は10〜17時、音楽噴水は10月31日で終了
公園の案内図を広げたヒナが最初にするのは、ここを公演会場のように区切ることです。公園は大きく動物の国、自然の国、楽しみの国に分かれていて、楽しみの国の中にオープンステージと森のステージという二つの野外ステージがあります。ヒナは二つのステージに丸を付け、動物園の枠には「10〜17」、公園の枠には「05〜22」と書きました。動物園は午後5時に閉まりますが公園は夜10時まで開いているので、遅く来る人は動物のいない公園を歩くことになります。

次にヒナは、消せるものから消していきます。公園の真ん中にある音楽噴水は、毎年3月15日から10月31日までしか動きません。運転期間中は30分のうち音楽噴水が20分、一般の噴水が10分動いて30分休むサイクルで、毎週火曜日は清掃と点検のため止まります。そして今年の最終運転日は、よりによって昨日、ヒナがトゥクソムでドローンを見たまさにその日でした。ヒナは噴水の枠にバツを付けながら「昨日はショーが二つあったんですね」とつぶやきましたが、11月にこの公園へ来るなら、音楽噴水は来年の春まで待つことになります。
植物園もバツの枠へ。植物園は改修工事のため2026年5月27日から2027年下半期(予定)まで休園していて、工事が終われば楽しめるものを増やして再開する予定です。雨の日の屋内の行き先として植物園を考えていたなら、今回は別のプランを立てたほうがいいでしょう。そのかわり自然の国には、生態池、ユニセフ思いきり庭園、子供の菜園、野の花&ハーブの国、フォーシーズンガーデンといった屋外の庭が続いています。生態池は広さ5,100㎡で、ネコヤナギやミズアオイなど、韓国の湿地に育つ植物18種が植えられています。
残った枠に、ヒナは秋祭りを書き込みます。公園では9月19日から11月7日まで、公園全域で秋祭り「紅葉に染まるクラシック」を開いていました。ヒナが訪れた11月1日はその祭りの最終週で、10月のカレンダーには10月17日のソウルポップスオーケストラのクラシック公演のような日程もありました。祭りの名前にひかれて来るなら、11月7日までという日付を忘れずに覚えておきましょう。ヒナは祭りの枠の横に「最終週」と書き、今日必ず見る二つの枠、午後1時のオープンステージとそのあとの動物園に、もう一度太く丸を付けました。
森のステージのテッキョン大会とオープンステージのファッションショー、11月1日日曜の二つのステージ
正門の広場を抜けて、ヒナが時間割どおり最初に向かうのは二つの野外ステージです。11月1日、森のステージでは11時から午後4時まで「第26回ソウル特別市会長杯テッキョン大会」が開かれています。伝統スポーツであるテッキョンの競技大会で、少年部と一般部、シニア部が一緒に出場する日程です。ヒナは人だかりのいちばん後ろの端にしばらく立って、ステージを囲む人たちを眺めます。試合を見る人たちの年齢がステージの上と同じくらい幅広いことが、まず目に入りました。

午後1時は、ヒナの手帳でいちばん太い丸が付いた時刻です。オープンステージでは13時から17時まで「第3回キッズ・シニア文化交流フェスティバル」が開かれ、プログラムはキッズ・シニアのファッションショーで、ヒナはこのイベント名を初めて見たときから気に入っていました。朝に引っかかった「子供」という言葉の隣に、「シニア」が並んでいたからです。子供とお年寄りが同じステージに立つ予定が組まれた公園なら、大人がひとりでその前に立っていても、少しもおかしくありません。ヒナは最初の出番が始まるところまで後ろから見届けてから、時間割どおり動物園へ足を向けました。
公演のプロモーションの仕事をしているヒナにとって、この公園のステージカレンダーはそれ自体がおもしろい読み物です。その週の土曜日、11月7日にはフォーシーズンガーデンで10時から17時まで、エアバウンスの遊び場と体験ブースのある「家族みんなでパンパン遊び場」が、11月8日の日曜日にはオープンステージで13時から18時まで中央アジア5か国の伝統文化公演が予定されていました。11月14日の土曜日の午後には、同じオープンステージでポピュラー音楽の公演「幸せ分かち合いコンサート」が組まれています。ヒナはステージごとに日付を書き込みながら、この公園は週末ごとに出演者が入れ替わる野外の公演会場みたいだと思いました。
こうした日程は、公園サイトの行事・イベントカレンダーで日付をクリックすると出てきます。1か月分の公演・行事の日程は、ふつう前の月の末に掲載されます。旅行の日程が決まったら、出発の数日前にその日の枠を一度開いてみてください。ステージが空いている日は静かに歩く一日になり、ステージが埋まっている日は歩く道に音が一つ加わります。ヒナは来月のカレンダーが出たらまた開いてみようと、手帳の隅に書き留めました。
正門から9分、動物園の海の動物館の観覧窓と常時屋外展示の動物たち
ファッションショーの最初の出番を見てから、ヒナは動物園へ向かいます。正門から動物園までは639m、歩いて9分ほどです。この動物園には約50種500頭の動物が暮らし、海の動物館、熱帯動物館、ちびっこ動物村、サル村、猛獣村、草食動物村、水鳥舎の七つのエリアに分かれています。公園のトップページの動物園観覧時間の横には、屋外動物園は運営し、鳥類舎は運営していないという案内が付いています。ヒナはその一行を見て「今日のラインナップ」という言葉を思い浮かべ、出演者が日によって少しずつ変わるステージだと思うと、かえって興味がわきました。
ヒナが最初に向かうのは海の動物館です。ここではミナミアメリカオットセイとゴマフアザラシを1階の大きな観覧窓から間近に見られ、2階の観覧台から全体を見下ろすこともできます。ヒナは1階の観覧窓の前で、水の中を滑るように回るオットセイをしばらく目で追いました。前方席と2階席がそろった公演会場みたいだと思い、ヒナはわざわざ階段を上がって、2階からもう一度見下ろします。同じ場面を正面から一度、上から一度見るのは、公演を2回見たような気分でした。

次はカワウソです。この動物園のユーラシアカワウソ、スドリとタルスニは毎日午前10時から午後5時まで展示場に出ていて、韓国カワウソのLIVE配信、カワウソカメラも24時間動いています。ところが、展示場の前でどれだけ待ってもカワウソが見えません。ヒナがもう一度案内を読むと、カワウソは広い展示場を自由に動き回るので見えないことがある、と書いてありました。ヒナは笑いながら、手帳に「出演決定、登場時刻未定」と書きました。

動物園では、ミニホース、ツキノワグマ、アカギツネ、オットセイ、ユーラシアカワウソ、ゴマフアザラシ、グアナコ、ロバ、アルパカをいつも屋外の展示場に出しています。ただし防疫の状況や天候によっては、展示しない日もあります。寒くなると外の気温によって観覧の基準もでき、ミーアキャットとアジアゾウは5℃以上、キホオテナガザルとワウワウテナガザルは10℃以上のときに見られます。4月から10月まで(6〜8月を除く)1日1回行われていた動物モッパンLIVEも11月は運営期間外なので、晩秋に行くなら暖かい昼のうちに動物園を先に回る順番が向いています。
八角堂と裏門側の道、子供庭園フェスティバルが開かれた315m
動物園を出たヒナは、午後3時を少し過ぎて裏門のほうへ向きを変えます。正門から八角堂の屋内遊び場までは573m、歩いて8分ほどです。八角堂は子供専用の屋内遊び場で、10時から18時まで運営し、2時間で子供3,000ウォン、大人1,500ウォン、NAVERで事前予約するか現地で受け付けます。子供専用の遊び場なのでヒナは建物の中までは入らず、外から一度眺めてから、名前にちなんで手帳に小さな八角形を一つ描きました。
裏門から八角堂まで続くこの道は、今年5月5日から18日までの2週間、2026子供庭園フェスティバルが開かれた区間でもあります。延長315m、面積12,000㎡の道に、「庭は美術館、子供は芸術家」というテーマで庭がつくられました。今は終わった行事ですが、ヒナはそのテーマの言葉を読んでから、同じ道が少し違って見えます。終演後の劇場ロビーのように、祭りが過ぎた道にもその跡を想像する楽しさがあるのです。

裏門側には遊園地があります。遊園地は公園とは別に案内されていて、チケット販売などの問い合わせは遊園地の電話02-458-5580で受け付けています。ヒナは今日乗り物に乗るつもりはありませんでしたが、フォトスポットのリストに「最初の青龍列車」という名前を見つけて、少し歩みをゆるめました。裏門の近くには「SEOUL MY SEOUL」のフォトスポットもあります。ヒナは写真を1枚撮る代わりに、この公園で初めて描く種類の地図のことを考えていました。
時間のない地図を一枚、裏門からアチャサン駅4番出口へ
裏門を出る前に、ヒナは道沿いのベンチに座って手帳の新しいページを開きます。いつもなら、正門12時、オープンステージ13時、動物園、裏門15時台と、線の上に時間を書いていたはずです。ところが今日は、鉛筆を持つ手が数字の前で止まりました。昨夜のノアの手帳には時間が一つもなく、ドローンが飛んだ15分のあいだ、ノアは一度もペンを動かさなかったからです。ヒナは今回はノア流に、時間なしで道だけを描いてみることにしました。

正門から始まった線は、波の形の観覧窓を過ぎ、何もいない丸い展示場と半円形のステージ二つ、小さな八角形を通って、裏門で終わりました。時間を消してみると、その場所に残ったのは、オットセイを追って動いていた目、最後まで出てこなかったカワウソ、ステージの前に集まった人たちの後ろ姿といった場面でした。時間のない地図がこんなにもその日の記憶をはっきりとつなぎ留めてくれるとは知らなかったと思いながら、ヒナは描き終えたページを写真に撮ってノアに送りました。「今日は時間を書きませんでした。ノア方式で。」
裏門から5号線アチャサン駅までは400m、歩いて6分ほどです。公園の案内どおり、アチャサン駅4番出口が裏門とつながっています。正門から入って裏門から出れば来た道を戻らなくてよく、7号線と5号線を一つずつ使うことになるので、次の目的地に合わせて便利なほうを選べます。逆にアチャサン駅から出発して裏門から入り、正門から出てオリニ大公園駅で乗る順番も同じように使えます。公園内の正門〜裏門は案内で徒歩約20分なので、途中で寄る場所の分まで考えて、余裕をもって見ておくといいでしょう。

アチャサン駅へ歩いているあいだに、ノアから返信が届きます。「時間がなくても、道が全部見えます。」 ヒナはその一行を読んで、手帳のそのページに、数字の代わりに「日曜の昼」というタイトルを付けました。ショーの時間から決めて逆算する習慣は、たぶんこれからも変わらないでしょう。ただ、今日のように最後の1ページくらいは時間を空けておいてもいいかもしれないと、ヒナは地下鉄の階段を下りながら思いました。
Common Mistakes — よくある失敗
11月1日の午前に車で正門前へ行く
この日はJTBCソウルマラソンのため、08:29〜11:31に正門前の一部道路(君子駅交差点〜建大入口駅交差点)で車両通行が規制されます。その時間を避けるか、7号線オリニ大公園駅1番出口から来ましょう。
11月に音楽噴水を見に行く
音楽噴水が動くのは3月15日〜10月31日だけです。運転期間中も毎週火曜日は休みです。
雨の日の代わりに植物園を考える
植物園は2026年5月27日から2027年下半期(予定)まで、改修工事のため休園しています。
裏門から出るのに正門で荷物を預ける
物品保管所は正門と裏門にあります。出る門を先に決めてから預けましょう。
午後5時を過ぎて動物園へ行く
公園は22時まで開いていますが、動物園の観覧は10:00〜17:00です。
カワウソが見えないからとすぐに離れる
カワウソは広い展示場を自由に動き回るので、見えないことがあります。少し待ってみましょう。
FAQ — よくある質問
大人ひとりで行っても大丈夫ですか?
公園は05:00〜22:00、年中無休で開いていて、入場料もかかりません。市民みんなの憩いの場であり、生態公園として紹介されている場所です。
どの駅の何番出口から行けばいいですか?
7号線オリニ大公園駅1番出口が正門(徒歩2分)、5号線アチャサン駅4番出口が裏門につながっています。住所はソウル市広津区陵洞路216です。
動物園は何時までですか?
10:00〜17:00です。防疫の状況や天候によって一部変わることがあります。
11月も秋祭りはやっていますか?
秋祭り「紅葉に染まるクラシック」は2026年9月19日から11月7日まで、公園全域で開かれています。
11月1日はどんな公演がありますか?
森のステージでテッキョン大会(11:00〜16:00)、オープンステージでキッズ・シニアのファッションショー(13:00〜17:00)があります。
荷物は預けられますか?
正門・裏門の物品保管所が05:00〜22:00、有料で使えます。基本3時間で小型800ウォン・中型1,100ウォン・大型1,500ウォンです。
犬を連れて行けますか?
ペットは、動物園の動物の安全と感染症予防のため入場できません。
Recap — 出発前の30秒
- 7号線オリニ大公園駅1番出口 → 正門(2分) · 裏門 → 5号線アチャサン駅4番出口
- 公園05:00〜22:00、年中無休・無料 · 動物園10:00〜17:00
- 11月1日:マラソンの車両規制08:29〜11:31 · 森のステージ テッキョン大会11〜16時 · オープンステージ ファッションショー13〜17時
- 音楽噴水は10月31日で終了 · 植物園は工事のため休園
- 秋祭り「紅葉に染まるクラシック」は11月7日まで
- 荷物は出る門の物品保管所へ
参考資料
- ソウル施設公団 子供大公園 — 利用時間・料金公園05:00〜22:00 · 正門・裏門・九宜門・陵洞門の開門時間 · 公園入場無料 · 動物園10:00〜17:00と防疫・天候による変更 · 自転車・キックボードなどとペットの入場禁止 · 動物への餌やり禁止確認 2026-10-26
- ソウル施設公団 子供大公園 — アクセス広津区陵洞路216 · 7号線オリニ大公園駅1番出口から正門 · 5号線アチャサン駅4番出口から裏門 · 建大入口駅からバス約5分または7号線への乗り換え · 正門方面のバス番号確認 2026-10-26
- ソウル施設公団 子供大公園 — 動物園観覧案内約50種・約500頭と七つの観覧エリア · 動物園10:00〜17:00 · 正門から裏門まで徒歩約20分 · 常時屋外展示の動物と防疫・天候による例外 · 冬季の気温別観覧基準 · 動物モッパンLIVEは4〜10月、6〜8月を除く確認 2026-10-26
- ソウル施設公団 子供大公園 — 海の動物館ミナミアメリカオットセイとゴマフアザラシ · 1階の大きな観覧窓から水中を観覧 · 2階の観覧台から見下ろせる構造確認 2026-10-26
- ソウル施設公団 子供大公園 — カワウソたちの日常スドリとタルスニ · 毎日10:00〜17:00に屋外展示 · カワウソカメラは24時間配信 · 広い展示場を自由に動くため見えない場合があるとの案内確認 2026-10-26
- ソウル施設公団 子供大公園 — JTBCソウルマラソン交通規制案内2026年11月1日、正門前の一部道路で車両通行規制 · 08:29〜11:31、君子駅交差点から建大入口駅交差点まで確認 2026-10-26
- ソウル施設公団 子供大公園 — 植物園休園案内改修工事のため、2026年5月27日から2027年下半期(予定)まで植物園の運営を休止確認 2026-10-26
- ソウル施設公団 子供大公園 — 2026年11月1日の行事予定森のステージで第26回ソウル特別市会長杯テッキョン大会11:00〜16:00 · オープンステージで第3回キッズ・シニア文化交流フェスティバル13:00〜17:00、子供とシニアのファッションショー確認 2026-10-26
AIキャラクターと一緒に歩くソウルの物語です。スポット情報は公開資料で確認し、写真はAIで制作した演出画像です。 AI活用について



