SEOUL · GARAK
出張が一週間延びた土曜日。イーサンとルルが朝から歩いたカラク市場とカラクモール
カラク市場駅2-1番出口から地下1階の青果市場へ。販売棟の階ごとの案内と、1階で買って食堂で食べるサンチャリムの順番 — 一般客向けの店は朝8時、食堂は朝11時から
出張が一週間延びたというメールが届いた日、イーサンはルルに、望遠市場の次はどの市場がいいかと聞いた。ルルの答えは一行だった。「カラク市場、土曜の朝、2-1番出口。」

行き方
木曜日の午後、イーサンのスマートフォンに会社からメールが一通届きます。残っていた会議二つが翌週にずれて、二度目のソウル出張が一週間延びたという知らせでした。荷造りをするはずだった土曜日が、まるごと空いたことになります。シアトルで機械を設計している44歳のエンジニア、イーサンは、メールを閉じるとすぐにその土曜日の予定を決めました。以前、梨泰院に6年住んでいたイーサンは、ソウルに来るとまず市場を探す韓国料理好きなのです。

その夜、イーサンはルルにメッセージを送ります。「望遠市場の次は、どこの市場がいいでしょう?」二人は、望遠市場のコロッケのショーケースの前で出会いました。その日ルルはイーサンの食べる順番を変え、イーサンはその市場の図面を描いてルルに送りました。その後、石村湖と芳荑洞でも一緒に夕食をとりましたが、二人だけで市場を歩くのは望遠市場以来です。イーサンは返事を待ちながら、手帳の新しいページに市場の名前を入れる空欄を先に描いておきました。
ルルの答えは、「カラク市場、土曜の朝、2-1番出口」の一行でした。ソウルで生まれ育った20歳のルルは、街や市場を短い動画で紹介しています。ルルはずっと前から、「ソウルでいちばん大きな市場、初めて来た友だちと」という動画を撮りたかったと言います。でもカラク市場は広すぎて、どこから撮ればいいか分からず、先延ばしにしてきました。「イーサンさんが図面を描いてくれたら、私は買う順番と食べる順番を担当しますね。」
この記事は、その土曜日の朝から昼までの物語です。二人が行くのは、松坡区カラク洞のカラク市場と、その中にあるカラクモールです。カラク市場駅の何番出口から出るか、何時に行くと見て回りやすいか、販売棟のどの階に何があるかを、二人の足取りに沿って書きました。1階で買って食堂で食べるサンチャリムを、どんな順番でするのかも順に紹介します。昼食のあとは、3階の空の公園と業務棟のそばの古い浄水塔まで歩きます。
The Cue
カラクモールは、ソウル松坡区カラク洞の農水産物卸売市場の中にある複合販売施設です。3・8号線 カラク市場駅2-1番出口は、カラクモール地下1階の青果市場に直結しています。2番出口からは歩いて約2分です。カラクモールは年中無休です。ただ、一般客向けの店は08:00〜20:00、食堂は11:00〜23:00が営業時間で、時間は店ごとに違います。販売棟1階の水産市場で買った魚介を食堂で食べるサンチャリムができます。
- 駅・出口: 3・8号線 カラク市場駅2-1番出口 → カラクモール地下1階の青果市場に直結 · 2番出口から徒歩約2分。3号線 松坡駅3番出口から徒歩10分 · 警察病院駅4番出口から徒歩19分。バスは「カラク市場」バス停で降ります。
- 時間: カラクモールは年中無休。一般客向けの店 08:00〜20:00 · 食堂 11:00〜23:00 · 納品中心の店 23:00〜翌12:00 · 大型スーパー 24時間。時間は店ごとに違います。
- 休み: 納品中心の店は日曜に休むところが多いです。名節(旧正月・秋夕)と夏のカラクモール休業日は別に告知されます。
- 販売棟の階: B1 青果 · 1階 水産・畜産・乾物・塩辛市場 · 2階 食材店 · 3階 食品・乾物関連の商店 · B2 畜産副産物市場。
- 食べる場所: 1階で買った魚介を食堂で食べるサンチャリム · 5館1階の刺身センター · 一般の食堂とカフェはテーマ棟1・2・3館の3階 · 4館地下1階のグルメ広場。
- 見ておきたいもの: 地下1階〜3階のガラスの展望エレベーター · 3階の空の公園 · 業務棟のそばの古い浄水塔「雨のカーテン」。
- 問い合わせ: 02-3435-1000 · 02-3435-0400。落とし物は民願室へ(昼間 09:00〜18:00 業務棟1階、夜間 業務棟地下1階の総合状況室)。
何番出口から出る? 2-1番出口が地下1階の青果市場に直結
カラクモールに初めて行くなら、覚えておくのは2-1番出口だけです。3・8号線 カラク市場駅2-1番出口は、カラクモール地下1階の青果市場に直結しています。3号線で来ても8号線で来ても、出口の番号は同じです。2番出口から出ても、カラクモールまで歩いて約2分で着きます。ルルがメッセージに出口の番号から書いたのも、地上に出ずにそのまま市場の中へ歩いて入れるからでした。
土曜日の朝9時半、イーサンは3号線のカラク市場駅で降ります。手帳の最初のページには、前の晩に描いた短い線が一本あります。駅から始まって「2-1」で曲がり、端に「B1」と書いた線です。連絡通路を歩いていくと、その先でルルがスマートフォンを低く持ったまま手を振っています。髪はいつものように低い位置のサイドポニーテールで、肩にはたたんだエコバッグを掛けています。互いに気づいた瞬間から、ルルのスマートフォンはもう録画中です。

「今日は、一度も地上に出ないで市場に入る場面から撮りますね。」ルルは動画の最初の場面をもう決めていました。イーサンは手帳の線を見せながら、こんなに短い線を描いたのは今回の出張で初めてだと笑います。ほかの駅から来る道もあります。3号線 松坡駅3番出口からは歩いて10分、警察病院駅4番出口からは歩いて19分です。バスなら「カラク市場」バス停で降ります。
地上に出ない道が楽な理由は、もう一つあります。カラク市場には、一日平均4万6千台あまりの車が出入りします。荷物を積んだり降ろしたりする車がそれだけ多いということなので、歩いて来る人には地下の連絡通路が安心できる道です。イーサンはその数字を手帳の隅に書いてうなずきます。車の多い場所ほど人の歩く道を分けたほうがいい。工場の設備を描きながら身につけた原則です。
カラク市場とカラクモールの違い — 卸売市場の中で誰でも買い物できる建物
カラク市場は大きな卸売市場で、カラクモールはその中で誰でも買い物ができる建物です。カラク市場は1985年6月19日、韓国初で最大の公営卸売市場として開場しました。ここには青果6社と水産3社、合わせて9つの卸売法人があります。仲卸業者は1,709人です。イーサンは開場の年を書き取りながら、自分より3歳若い市場なのに、している仕事はずっと大きいとひとりで笑います。
カラクモールは、青果・水産・乾物・畜産・食材の販売施設に、食堂や銀行、図書館などの便利な施設を加えた複合販売施設です。施設は全部で七つあります。地上3階の販売棟、食堂が集まる五つのテーマ棟、地上18階の業務棟です。テーマ棟はカラクモール1館から5館に分かれています。イーサンは手帳に四角を七つ描き、いちばん左に「販売棟」、いちばん右に「業務棟」と書きます。真ん中の五つには、1から5まで番号だけを振りました。

ルルは、その絵を動画に入れてもいいかと聞きます。イーサンがうなずくと、ルルは手帳の上でスマートフォンを低く構え、ゆっくりなぞるように撮りました。「外国の友だちは、市場とモールが同じものなのかってところから迷うんです。」ルルの言うとおり、カラクモールはカラク市場の中にあり、住所はソウル松坡区良才大路932です。地図アプリでも、この住所か「カラクモール」を入れれば迷いません。
カラクモールは、一般の家庭だけが来る場所ではありません。食堂やカフェなどのお店も、ここで食材を買います。そのため同じ販売棟の中に、納品中心の店と一般客向けの店が一緒にあります。二つの店は開く時間が違います。「だから朝に来ようって言ったんです。」ルルは、イーサンの手帳の真ん中に時間を書く場所を空けておいてほしいと頼みました。
いつ行くといい? 一般客向けの店は朝8時、食堂は朝11時から
旅行者が見て回りやすいのは、朝8時以降です。一般客向けの店は朝8時から夜8時まで開いています。食堂は朝11時から夜11時までです。納品中心の店は夜11時から翌日の昼12時までがおもな営業時間で、大型スーパーは24時間開いています。イーサンは地下1階の通路の柱のそばに立ったまま、この四つの時間を手帳の空欄に一行ずつ書き写しました。
それから、四行を二行にまとめます。「買い物 08 → 20」と「食事 11 → 23」です。イーサンは二本の線が重なる区間に太い線を引き、今日は午前中に見て回って、11時を過ぎたら食べに行こうと言いました。「見るのは10時まで、買うのは10時半から、食べるのは11時です。」ルルは、その計画が頭の中で描いていた動画の順番とまったく同じだと、目を丸くします。

ただし、この時間がすべての店に当てはまるわけではありません。店ごと、売る品物ごとに営業時間が違います。目当ての店があるなら、その店に直接聞くのがいちばんです。カラクモールは年中無休ですが、店の事情で休むところもあります。特に納品が中心の店は、日曜に休むところが多いです。ルルが日曜ではなく土曜を選んだのもそのためで、名節と夏にはカラクモールの休業日が別に告知されることも付け加えました。
夜と明け方には、卸売市場の競りが開かれます。青果は、甘柿やみかんなど果物の競りが夜中の2時、りんごと梨の競りが朝8時です。水産は、活魚の競りが明け方の3時半です。競りの時刻は出荷の時期や入荷量によって変わり、11月からはほうれん草・セリ・ニラなど一部の野菜が冬の時刻になります。土曜の夕方から日曜の明け方までは競りがありません。イーサンは「僕たちが寝ているあいだに、市場は一日の仕事を一度終えるんですね」と言って、競りの時刻を図面の外の余白に小さく書いておきました。
販売棟の何階に何がある? 地下1階の青果から3階の商店まで
販売棟は、下の階から上へ順に見ると分かりやすいです。地下2階は畜産副産物市場、地下1階は青果、つまり野菜と果物の階です。1階には水産市場と畜産市場、乾物市場、塩辛市場が集まっています。2階は食材店、3階は食品と乾物関連の商店です。地下1階と1階には、ひと休みできる休憩室(売店)もあります。
イーサンはこの階を、手帳の1ページに縦に積み上げて描きました。階ごとに線を一本引き、線の横には単語を一つだけ書きます。「B1 果物」、「1 魚」、「2 食材」、「3 乾物」。ルルがどうして一語ずつしか書かないのかと聞くと、図面は短くないと立ったままでは読めないとイーサンは答えました。「初めて来る人は、階の番号と単語一つだけ覚えればいいんです。」

階ごとにある施設も知っておくと便利です。カラクモールの1階には、刺身センターと水産・乾物・畜産の店、銀行と薬局があります。地下1階には野菜・果物の店と、カラク市場駅の地下連絡通路があります。だから中で迷ったら、地下1階に下りて連絡通路のほうを探せば、来た駅にそのまま戻れます。イーサンは図面のB1の線の端に小さな矢印を描き、「駅」と書きました。
ルルは、階ごとに一場面だけ撮ることにしました。地下1階は果物の箱、1階は魚を選ぶ手です。イーサンは図面のいちばん下に「B2」を描いてから、今日は寄らない階という意味で丸で囲みました。歩かない場所を先に決めておくと、広い市場でも疲れにくい。これがイーサンのこつです。2階と3階の商店も、今日は通りがかりに見るだけにしました。
地下1階の青果市場から歩き始める — ガラスのエレベーターは地下1階から3階まで
地下1階の青果市場は、駅から入ってすぐに出会う最初の階です。11月半ばの土曜の朝、通路にはエコバッグを持った人たちがゆっくり行き来しています。イーサンは歩く速さを落として、人の流れに合わせました。望遠市場で覚えたとおり、立ち止まりたいときは先に売り台のほうへ半歩よけます。背の高いイーサンが通路の真ん中で急に止まると、後ろから来る人の前がふさがってしまうからです。
イーサンがこの階で最初に買ったのは、甘柿ひと袋でした。リナとマヤに分ける分だと言います。ルルはその袋を見て、「買うのは最後にしようって言いましたよね」とからかいます。イーサンは軽いものなら今買ってもいいと言い返しますが、袋を持つ手を何度も持ち替えています。ルルはメモ帳に「重いものはあとで、軽そうなものもあとで」と書いて、ひとりで笑いました。

地下1階では、展望エレベーターに一度乗ってみてください。透明なガラスのエレベーターが地下1階から3階までを行き来していて、上り下りしながらカラクモールの中を眺められます。ルルはこの場面を動画の二つ目のカットに決め、ガラスにスマートフォンをぴたりと寄せて撮りました。イーサンは階が一つずつ変わるのを見下ろしながら、手帳の横線が目の前を一本ずつ通り過ぎていくようだと言います。二人は3階まで一度上がってから下り、1階へ向かいました。
1階の水産・畜産・乾物・塩辛市場 — スマートフォンを構える前に、まず一声
1階に降りると、まず音が変わります。水産市場と畜産市場、乾物市場、塩辛市場が一つの階に集まっているからです。二人が1階に着いたのは朝10時ごろで、氷の上の魚と買い物客の声がいっぺんに押し寄せてきました。ルルはすぐにはスマートフォンを構えず、まずお店の人に頭を下げてあいさつします。イーサンはその後ろ姿を見ながら、望遠市場のコロッケのショーケースの前で初めて見た場面を思い出しました。
ルルの市場の撮り方は、あのときと同じです。お店の人に先にあいさつし、撮ってもいいか身ぶりで聞きます。接客中なら、お客さんが離れるまで待ちます。顔は大きく写さず、売り台と手だけを撮ります。イーサンは今回も、それが人の仕事場に入るときの礼儀と同じだと思いました。初めての人も、この順番さえ守れば、市場でスマートフォンを構えるときに気が楽です。

ここで、二人の順番が初めてずれます。イーサンは、1階を端までひと回りしてから選びたいと思っていました。「一周目は見るだけ」は、望遠市場のときからのイーサンのルールです。ところがルルは、この階は半周だけ見ようと言います。「ここは広いから、一周したらお腹がすいて選べなくなりますよ。」
結局二人は、1階を半分ずつ分けて見ることにしました。イーサンが水産市場の端まで歩くあいだ、ルルは乾物市場と塩辛市場のほうを撮ります。10時半に、最初に分かれた場所でまた落ち合うことにしました。広い階では、こうして待ち合わせ場所を一つ決めておけば、互いを探して迷わずに済みます。イーサンは図面の1階の線の上に小さな十字を書き、その横に「10:30」と書き込みました。
サンチャリムのやり方 — 1階で買って食堂で食べる三つのステップ
カラクモールでは、販売棟で魚介を買って食堂で食べられます。これをサンチャリムといいます。ここで買うのは、さばいて料理する前の魚や貝などの素材です。手順は三つです。1階の水産市場で買い、サンチャリムの食堂に持っていき、用意された席で食べます。ルルがこの動画をどうしても撮りたかったのも、外国の友だちがいちばん驚くのはこのサンチャリムだと思ったからでした。
10時半、二人は十字を書いた場所でまた会います。イーサンは、ひと回りするあいだに魚と貝の前で一度ずつ立ち止まったと言います。ルルは、半周のあいだに撮った手の動画をイーサンに見せました。二人はしばらく相談して、魚を一尾と貝を少しだけ買います。量を減らしたのはルルの意見でした。
「二人なら一つずつにしましょう。余ったらずっと持ち歩くことになるので。」ルルは買う順番も決めてくれました。軽い乾物のほうを先に見て回り、重いものは食堂に行く直前に買えば、手が疲れにくいというのです。イーサンはさっき甘柿の袋を先に買ったことを思い出し、照れくさそうに笑います。そして図面の1階の線の上に、ルルが言った順に矢印を描きました。

食堂は朝11時に開きます。だからサンチャリムをするなら、11時ごろに合わせて買うといいです。早く買いすぎると、食堂が開くまで袋を持って待つことになります。食堂に入る前には、買ってきた魚介で席を用意してもらえるか、先に聞いてください。ルルも食堂の入り口で袋を持ち上げて見せながら先に聞き、二人は11時を少し過ぎて席に着きました。
料理が並ぶと、今度はルルが食べる順番を決めます。冷たいものから食べて、温かいものは最後です。望遠市場で「スープは最後」と教えた、あの順番でした。イーサンはひと口食べてしばらく黙っていましたが、素材がいいと構造は単純でいいと言います。ルルは「それ、望遠市場でも言ってましたよ」と言いながら、スマートフォンをテーブルの上に持ち上げました。
食堂とカフェはどこ? テーマ棟1〜5館の階ごとの食堂街
サンチャリムでなくても、カラクモールには食堂がたくさんあります。一般の食堂とカフェは、テーマ棟1・2・3館の3階に集まっています。カラクモール5館の1階には刺身センターがあり、5館の2階と3階は専門食堂街です。4館は1階から3階まですべて食堂街で、地下1階には「カラク1985グルメ広場」があります。イーサンは、その名前の数字がカラク市場の開場した年と同じだと気づき、手帳に下線を引きました。
ほかの館も簡単です。1館は1・2階が食材店で、3階がファミリーレストランです。2館は1・2階が食材店、3階が食堂街です。3館は1階と3階が食堂街で、2階は環境にやさしい商品の店です。イーサンは販売棟の横の五つのマスを階ごとに分け、食堂街のある階にだけ鉛筆で色を塗りました。

塗ったマスは思ったより多くなりました。ルルはその絵を見て、初めて来る友だちなら食堂を選ぶだけで疲れてしまいそうだと言います。そこで二人は、動画の説明に基準を一つだけ入れることにしました。買ってから食べたいなら販売棟1階から始め、すぐに食べたいならテーマ棟の3階へ行く。イーサンはその二つの分かれ道を図面に矢印二本で描き、先にそれぞれ「買って」、「すぐ」と書きました。
3階の空の公園 — 松坡区一帯でいちばん大きな屋上空間
昼食のあとは、3階の空の公園に上がってみてください。空の公園はカラクモール3階にある休憩用の公園で、松坡区一帯でいちばん大きな屋上空間です。歩道ブロックと人工芝を敷き、花壇と照明を加えて、テラスガーデンと休憩スペースに整えてあります。二人は朝に乗ったガラスのエレベーターにまた乗って、3階へ上がりました。外に出ると市場の音が遠のき、空が急に広くなります。
屋上からは、曲線の屋根をのせた建物がひと目で見渡せました。イーサンは手帳を前に差し出し、朝に描いた七つの四角を本物の屋根と一つずつ見比べます。「朝描いた絵が合っているか、ここで答え合わせですね。」ルルはそう言いながら、手帳と屋根が一つの画面に収まるように撮りました。いくつかのマスは位置が少しずれていて、イーサンは笑いながら消しゴムを取り出しました。

カラクモールには、写真を撮りやすい場所がほかにもあります。高さ8mのカラクモールのマスコット「チュニ」の前は一緒に写真を撮るのにいい場所で、イベントがあるとチュニの服が変わります。らせん階段をゆっくり上りながらカラクモールの歴史を見る「カラクギャラリー」もあります。いろいろな文化イベントに出会える「カラクステージ」と、夕方になると松坡大路沿いの橋に光が雨のように降り注ぐ「レイトブリッジ」もあります。ルルは、今度友だちを連れてきたらチュニの前で四人で写真を撮ろうと言いました。
業務棟のそばの古い浄水塔「雨のカーテン」 — 1986年に造られた高さ32mの塔
屋上を見回すと、背の高い塔が一つ目に入ります。1986年に造られた、高さ32mのカラク市場の浄水塔です。この塔は2004年に稼働を止め、その後パブリックアートの作品になりました。国際的なインスタレーション作家、ネッド・カーンの作品「雨のカーテン」です。塔のまわりの緑地も公園に変わり、文化と芸術を楽しむ場所になりました。
イーサンはこの話の前で、しばらく足を止めました。水を扱っていた設備が止まったあと、取り壊されずに作品になったことがうれしかったのです。役目を終えた機械を直して、別の用途にまた使う仕事を長く続けてきたエンジニアですから。イーサンは図面のいちばん上に塔を一本の長い縦線で描き、横に「32m · 1986 · 2004」と書きました。ルルは、数字が三つ並んでいるのがいかにもイーサンさんらしいと笑います。

このあたりには、見るところがもう少しあります。市民100人が一緒に作った作品「海の時間」も、浄水塔のそばにあります。松坡大路のほうには、緑でいっぱいの街路庭園が続きます。業務棟の4階には、食文化の本もそろえたカラクモール図書館と、本と連動した食文化プログラムを開くクッキングスタジオがあります。図書館は朝9時から夕方6時まで開いていて、毎週月曜と法定の祝日は休みです。
帰りも2-1番出口から — 地下1階からそのまま駅へ、次の市場は四人で
午後1時を過ぎて、二人はまた地下1階に下りてきました。帰り道も2-1番出口です。初めての人には、入ってきた道から出るほうが迷わないというのがルルの原則です。連絡通路の前で、ルルは今日撮った動画を先にイーサンに見せました。最初の場面は地上ではなく、イーサンの手帳の七つの四角でした。
望遠市場では、二人は互いに一つずつ渡しました。ルルはイーサンに食べる順番を、イーサンはルルに市場の図面をあげました。今日はその二つが、一枚に収まりました。イーサンの図面にはルルが決めた順番が矢印で描かれ、ルルの動画はイーサンの図面から始まります。イーサンは自分の手帳に線より矢印が多くなったのを見て、少し見慣れない気持ちで笑いました。
「イーサンさん、出張のたびに市場を一つずつ回りましょう。図面はイーサンさんが描いて、順番は私が決めます。」ルルの言葉に、イーサンは迷わずうなずきます。そして手帳の最後のページを開き、ルルに鉛筆を渡しました。そこには、リナが書いてくれた「鍾路3街 — 西巡邏道 — 朝」と、その横の疑問符がそのまま残っています。ルルはその下に、ていねいに「次の市場 — 四人で」と書きました。

イーサンは、その行の横に何を添えるか少し考えました。次の出張がいつになるかはまだ決まっていません。でも、四人で一緒に市場へ行くことは、もう決まっているような気がしました。イーサンは疑問符の代わりに、小さな丸を描きます。別れる前には、甘柿の袋をルルに渡して、リナとマヤに一つずつ渡してほしいと頼みました。ルルは四人のグループチャットに動画の最初の場面を上げ、イーサンの七つの四角の上に「カラク市場 — 2-1 — 11時」という字幕を付けました。
Common Mistakes — よくある失敗
地上に出て入口を探す
カラク市場駅2-1番出口は、カラクモール地下1階の青果市場に直結しています。
食堂が開く前に魚介を買う
食堂は11:00に開きます。サンチャリムをするなら、11時に合わせて買いましょう。
日曜に行って閉まった店ばかり見る
納品中心の店は日曜に休むところが多いです。
夜遅くに小売の店を探す
一般客向けの店は08:00〜20:00です。時間は店ごとに違うので、目当ての店があれば直接聞きましょう。
重いものから買う
買う順番を決めて、重いものは最後に買いましょう。
店の品物を断らずに撮る
お店の人に先に聞いて、売り台と手を中心に撮りましょう。
FAQ — よくある質問
カラクモールへはどう行きますか?
3・8号線 カラク市場駅2-1番出口が、カラクモール地下1階の青果市場に直結しています。2番出口からは歩いて約2分です。
何時に行くのがいいですか?
一般客向けの店は08:00〜20:00、食堂は11:00〜23:00です。午前中に見て回り、11時を過ぎてから食べる順番が楽です。
休みの日はありますか?
カラクモールは年中無休です。ただ店の事情で休むところがあり、納品中心の店は日曜に休むところが多いです。名節と夏の休業日は別に告知されます。
サンチャリムはどうやるのですか?
販売棟1階の水産市場で魚介を買い、サンチャリムの食堂で食べます。入る前に、買ってきた魚介で席を用意してもらえるか先に聞いてください。
販売棟の何階に何がありますか?
B1 青果、1階 水産・畜産・乾物・塩辛市場、2階 食材店、3階 食品・乾物関連の商店、B2 畜産副産物市場です。
刺身センターはどこですか?
カラクモール5館の1階です。
競りはいつ開かれますか?
夜と明け方です。青果は甘柿やみかんなど果物が02:00、りんごと梨が08:00、水産の活魚は03:30です。時刻は季節と入荷量によって変わり、土曜の夕方〜日曜の明け方は競りがありません。
落とし物をしたら?
民願室へ行きましょう。昼間 09:00〜18:00は業務棟1階、夜間 18:00〜翌09:00は業務棟地下1階の総合状況室です。
Recap — 出発前の30秒
- 3・8号線 カラク市場駅2-1番出口 → カラクモール地下1階の青果市場(2番出口からは徒歩約2分)
- 一般客向けの店 08:00〜20:00 · 食堂 11:00〜23:00 — 午前中に見て回り、11時を過ぎたら食べる
- 販売棟 B1 青果 · 1階 水産・畜産・乾物・塩辛 · 2階 食材 · 3階 食品・乾物の商店
- サンチャリム:1階で魚介を買う → 食堂に先に聞く → 食べる
- ガラスのエレベーター(B1〜3階) · 3階の空の公園 · 業務棟のそばの浄水塔「雨のカーテン」
参考資料
- ソウル市農水産食品公社 — カラクモールへのアクセス3・8号線カラク市場駅1・2・2-1番出口 · 2-1番出口はカラクモール地下1階の青果市場とつながる確認 2026-10-28
- ソウル市農水産食品公社 — カラク市場の現況1985年6月19日、韓国初・最大の公営卸売市場として開場 · 2番(2-1番)出口から徒歩約2分 · 松坡駅3番出口から徒歩10分 · 警察病院駅4番出口から徒歩19分確認 2026-10-28
- ソウル市農水産食品公社 — カラクモールよくある質問所在地・住所・問い合わせ電話 · 複合販売施設の構成 · 年中無休と店舗ごとの休業、日曜休みが多い納品中心の店 · 店舗の種類ごとの営業時間 · カラク市場停留所 · カラクモール図書館の利用時間と休館日 · 民願室(落とし物)確認 2026-10-28
- ソウル市農水産食品公社 — カラクモールの運営・管理販売棟・テーマ棟5つ・業務棟の計7施設 · 販売棟は地上3階、業務棟は地上18階確認 2026-10-28
- ソウル市農水産食品公社 — カラクモール棟別施設案内販売棟の階別構成(B2畜産副産物市場〜3階食品・乾物関連商店) · カラクモール1〜5館の階別の食材店・食堂街・刺身センター・グルメ広場確認 2026-10-28
- ソウル市農水産食品公社 — カラクモール探訪マップガラスの展望エレベーター(地下1階〜3階) · 空の公園 · サンチャリム食堂とテーマ棟1・2・3館3階の食堂・カフェ · カラク1985グルメ広場 · チュニ(8m)・カラクギャラリー・カラクステージ・レイトブリッジ確認 2026-10-28
- ソウル市農水産食品公社 — カラク市場の競り時間案内果物の競り02:00・08:00 · 活魚03:30 · 11月から一部の野菜は冬季の時刻 · 出荷時期と搬入量による変動 · 土曜夕方〜日曜早朝は競りなし確認 2026-10-28
- ソウル市農水産食品公社 — カラクモール名所化事業3階の空の公園(松坡区一帯で最大の屋上空間) · 浄水塔(1986年造成、高さ32m、2004年に稼働停止)とネッド・カーンの「雨のカーテン」 · 市民100人参加の「海の時間」 · 街路庭園確認 2026-10-28
AIキャラクターと一緒に歩くソウルの物語です。スポット情報は公開資料で確認し、写真はAIで制作した演出画像です。 AI活用について


